お焼香の数え方 [その他色々]
皆さん、お葬式やご法事でお焼香をした事があると思いますが、お焼香の数え方ってご存知ですか??
先日、先輩僧侶に…
「浦上くん、お焼香の数え方って知ってる?」と聞かれたんですが、恥ずかしながら知らなかったんです。今までは漠然と「1回、2回、3回」と数えてましたが…考えに考え「ひとつまみ、ふたつまみ、ですか?」と答えると「惜しいっ!」との事。
答えは「撮」。
「写真を撮る」とか「映画の撮影」などに使われる文字ですからピンときませんが、辞書を引くともともとの意味は「量の単位、一升の千分の一。つまむ。またはひとつまみほどの少量。」なんだそうです。
読み方は「サツ」なので、一撮(イッサツ)、二撮(ニサツ)、三撮(サンサツ)と数えます。
ちなみに浄土真宗でのお焼香の特徴として、つまんだお香を高く掲げない(おでこの近くに持ってこない)事があげられます。
お香を高く掲げるのは、お香に念を込めるからで「念香」とも言われます。しかし浄土真宗では、お参りをする前に少しでも清らかな気持ちになれるようにとお焼香をします。なので、念を込める必要がないのです。
下の絵は、以前作ったお焼香の注意書きです。これも「回」から「撮」に直さなくてはなりませんね〜。
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