2011年3月11日 [布教所日記]
2011年3月11日、東北太平洋沖地震が発生いたしました。改めて自然の猛威を感じるとともに、被災をされた全ての方々に、こころよりお見舞いを申し上げます。
当日は第2金曜日、なごみ庵の法話会でした。昼の部が終わり、お茶を飲みながら歓談していると、グラリと揺れが。
最近なごみ庵で花を生けている花器が…
こういった安定感の悪いものですので、私がまずこれを押さえました。しかし揺れは徐々に強まり、お参りに来ていた方がご本尊を押さえてくれました。さらに揺れが強くなり、私が花器を押さえているにも関わらず水がこぼれるのを止められず「どうなるんだっ」と祈るような気持ちになった頃、ようやく収まってくれました。
皆さんもご自宅が心配でしょうから、そこで解散となり、その後はずっとテレビに釘付けでした。そして画面に映るのは、現実のものとは思えない…思いたくないような津波の映像でした。けれど何も出来る事もなく、時折来る余震に脅えながら過ごしました。
夜の部は、一応準備は出来ているものの、こんな状況ですから誰もいらっしゃらないだろう、と思っていたら、7時半頃に初参加の予定だった方がおひとり。また8時過ぎにも近所の方が様子を見にきてくれました。
来月、皆さまご無事でお参り頂けるよう、お念じ申し上げます。
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