いわき市こころのケア その3 [東日本大震災]
2ヶ所目は、大人数が避難している小学校。こんな時でも子どもたちは外で元気に遊んでいます。小学校の体育館ですから、先ほどの避難所とは雰囲気がだいぶ違います。私たちの先に神奈川から来たと言うバンドが演奏をしており、続けて私たち。
音楽やヨガを終え、ふと外に出ると良いにおいが…
東京・池袋にあるイスラム教の団体で、ボランティアで週2回ほど炊き出しを行っているのだそうです。イスラム教徒独特の帽子で、それと気づきました。温かい食事という実のある支援を継続的に続けていらっしゃって、頭が下がりました。
日本にいる仏教者の数と、イスラム者の数…圧倒的に違うはずです。しかし2日間で他に出会った仏教者は無く、その事にショックを覚えました。
…で、もうそろそろ小学校を失礼して、というタイミングで、突如地鳴りが響き、体育館が激しく揺れ始めました。東京や神奈川でも震度4に達した大きな余震、現地では震度6弱という激しい揺れ! 私は中腰になって近くのおばあちゃんを抱え込み、ふと上を見ると体育館の照明が大きく揺れています。
停電になり薄暗い中、揺れは長くまともに動けませんが、おばあちゃんを抱えたままジリジリと壁際に移動しました。やっと揺れが収まり、ようやく夕食を配る事になり、私たちはその場を後にしました。
津波警報が出たので海沿いの道を避け、停電で信号も点かない中、次の高校に移動。こちらはなんとか電気が復旧し、夕食を終えた所です。
いつも通り、さくら湯を振るまい、音楽やヨガ。
ここでもヨガは人気です。
ここで私が傾聴に入ったのは、60代ぐらいの2組のご夫婦。明るい人たちで、じっくりと話をお聴きするというより、冗談を言い合って5人で大笑いしました。傾聴ではなかったかもしれませんが、笑う事も大切なはずです。
ようやく1日目の予定が終わり、いわき駅近くで夕食兼反省会。そしてビジネスホテルへ。部屋は13階で、先ほどの余震でエレベーターが使えず、非常階段を歩いて上りました (-_-;)
部屋に入った後も細かい余震が続き、13階ともなるとゆっくり大きく揺れます。まるで船旅のような気分を味わいつつ、就寝。
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