クルマのCMって… [徒然と記す帳_]
日産の電気自動車、リーフのコマーシャルに坂本龍一さんが出ている。
確かに走行中の二酸化炭素の排出はゼロでしょうが、充電されている電力はそうじゃないですよね。二酸化炭素を排出して作られた電気を充電して走っているわけですから、ちょっとおかしなセリフだと思います。
で「どれだけ二酸化炭素を出して走っているか気になっていた。このリーフは二酸化炭素を全く出さない、ゼロです」などとセリフをおっしゃっているワケです。が…
ウソをついてるわけではないですが、論点をずらしているような気がします。
それにハイブリッドカーや電気自動車は、その生産過程で一般車よりも多くの二酸化炭素を排出する、という話も聞いた事があります。かえって小型軽量な軽自動車の方がよっぽどエコである、という説も耳にします。
数年前、トヨタのCMで「エコ替え」という言葉を用いていました。
いわく「まだ使える白熱灯を、蛍光灯やLEDに替えるのがエコ替え。まだ走れるガソリン車をハイブリッド車などに替えるのがエコ替え」という主旨のCMでした。
電球にしろクルマにしろ、使えなくなってからエコなものに替えるのはわかります。しかし、まだ使えるものをわざわざ捨てたり廃車にしたりして、それで「エコ」と言うのは、やはり論点が違うような気がします。
どちらも自動車メーカーだったので、ちょっと気になりました。
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