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2012年2月号 [和庵だより]

 ◇山号決定?◇
 
 お寺らしくない名前と評判(?)の「なごみ庵」ですが、殆どのお寺の名前の前には「山号」というものが付いています。山号という言葉は聞き慣れないかもしれませんが「比叡山 延暦寺」「高野山 金剛峰寺」「成田山 新勝寺」などは耳にした事があるかと思います。この「○○寺」の前にある「□□山」が山号です。

 もともとお寺は山の上に建てられたので、その山の名前で呼ばれましたが、後に山地以外のお寺でも山号が定められる事になりました。
 
 と言う事で、なごみ庵の山号、以前は単純に地名から「白楽山」にしようかと思いましたが、色々考えて下記の「倶生山(ぐしょうさん)」としたいと思ってます。

倶生山.jpg

 ちなみに上の書、昨年書道を始めた私の、最初の額装される拙い作品です。
 東神奈川駅隣接のかなっくホールで、二月二十九日〜三月五日(十〜十七時)まで開催される神奈川区文化展で展示されます。お時間のある方、入場無料です、どうぞお立ち寄り下さい。


 ☆仏教の言葉☆
  「倶会一処」(くえいっしょ)

 
 お墓参りで墓石に刻まれたこの言葉をご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。阿弥陀経に記されているこの言葉を読み下すと「倶(とも)に一つ処にて会う」となります。
 つまり「お念仏に出会った私たちは、この世の縁を終えて浄土往生し、先に往生した方々と会う」という意味です。親しい先輩僧侶は「お念仏は、浄土での再会の約束」と表現されていました。
 
 その「倶」の一字をいただき、なごみ庵の山号を「倶生山」としようと考えています。これは「倶(とも)にこの世を生き、いのちを終えて倶に浄土に生まれよう」というふたつの意味を持ってます。
 浄土真宗の教えはいわゆる「死後の世界」を説いてもいます。しかし単にそれだけではなく、今の人生をどう生きるかも説いているのではないでしょうか。
 必ず阿弥陀仏に救われる、その大きな安心を得て、精一杯に人生を生き抜くのです。

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 三月十一日の関内ホールでの行事「金子みすゞ 百回記念&大震災一周年追悼公演」チラシを同封しました。どうぞ足をお運び下さい。また、チラシに余裕がありますので、お配り頂ける方はお送りいたしますので、ご連絡下さい。

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