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2013年4月号 [和庵だより]

◇西來武治師ご講演◇
 
 三月八日の法話会、昼の部は私が師と仰ぐ西來武治先生をお招きし、春彼岸と東日本大震災三回忌を兼ね、特別講演をの場となりました。
 御年八十八歳ながら若々しい西來先生のお話に皆聴き入って下さり、先生もご法話だけでなく後の茶話会でも色々とお話をして下さいました。
 西來先生から当日の感想を頂きましたので、掲載させて頂きます。


「久しぶりの歓談」
 昨日はかねてご案内の通り、横浜市・東白楽のなごみ庵(浦上哲也住職)の法話会でお話させてもらい、その後歓談させてもらいました。なかなかいい設定で、その企画に感謝です。多くの人とお話できて、ありがたいことであり、楽しいことでした。
 
 最近、縁側ということが話題になっています。今のマンション住まいには縁側がありません。いつから「隣は何をする人ぞ」になってしまったのでしょうか。
 
 戦後、あの公団住宅ができ、当時は大変な競争率で公団住宅はあこがれの住まいでした。今、その公団住宅は高齢化し空き家も多く、何とも寂しい一角になってしまいました。

 縁側は隣近所との交流の場であり、仲間は縁側から生まれました。東京の都心では、一戸建ても縁側はありません。
 プライバシーということでお互いの接点がなくなり、交流の場もなくなってしまいました。
 わずらわしいということでしょうか? 昔はよかったでなく、なんとか新しい隣人意識を取り戻したいものです。
 
 さらにお寺は、ただ法事・法要のお参りの場だけでなく、仲間との交流の場でもあります。ぜひお寺に足を運び、仲間と親しくなってください。
 その点、キリスト教の教会は毎週礼拝の場であり、仲間との交流の場でもあります。
 家にお仏壇があるからというだけでなく、ぜひお寺で仲間と親しくなって語らいを深めてください。

 

 なごみ庵の印象から、縁側や新しい隣人意識ということまでお書き頂き、私としては後半の「お寺は仲間との交流の場」という言葉に感じ入りました。
 なごみ庵は、建物はお寺らしくありませんが、法話会や写経会には多くの方が集まって下さり、茶話会は賑やかに盛り上がります。 「月に一度のこの日が楽しみです」と言って下さる方もいます。
 
 なごみ庵をもっと人の集まる場所にしていきたい。色々考えてみたいと思います、請うご期待ください!

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