2014年4月号 [和庵だより]
◇裏を見て、表を見てね◇
前号で「本格的な紙面の変更は百号ごろ」と書いたにも関わらず、新しいプリンターを導入した勢いで、今号から大きく手を入れることになりました(とはいってもブログ版では分からないですよね(笑))。
内容をやや増やし、両面印刷することで余裕を持たせ、より読みやすくしたつもりです。ご意見やご感想がありましたら是非お寄せ下さい。
☆仏教のことば「良寛(りょうかん)」☆
右のタイトル「裏を見て、表を見てね」を妙な題だな、と思われたでしょうか? それともピンときた方もいらっしゃるでしょうか?
実は江戸時代後期の越後(新潟)の禅僧、良寛禅師の辞世の句と伝えられる「裏を見せ 表を見せて 散る紅葉」をイメージしてみました。
飾らない素朴な人柄で、子供たちと鞠つきをして遊んでいる姿が有名です。反面、達観した厳しさも持ち、震災に遭った知人に「災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。死ぬ時節には、死ぬがよく候。是はこれ災難をのがるる妙法にて候」という言葉も残しています。
実は右の辞世の句は良寛さんの作ではなく、本当の時世の句は…
「良寛に 辞世あるかと ひと問わば
南無阿弥陀仏と 言ふと答えよ」
だとも言われています。飄々と生きた良寛さんは晩年、阿弥陀仏の救いを求めたということなのでしょうか。
△ お 知 ら せ △
@5月11日(日)14時より「超宗派 法話会」を開催します。
私は近年、他宗派のお坊さんの知り合いが増え、他の教えを通じて浄土真宗の理解が深まっています。縁人の皆さまにもぜひ広く聴聞して頂きたいと思い、第1回目を企画しました。
ご講師 吉田健一師 浄土宗 浄信寺住職 平塚市
吉田師は私も所属する「自死・自殺に向き合う僧侶の会」の先輩として、また他にも傾聴や保護司など多くの活動をなさっています。暖かいお人柄の吉田師のご法話、私も楽しみです。
@地区センターでの写経会
なごみ庵の写経会は予定が合わなくて…という方、地区センターでも開催しています。
詳細・お申し込みは各地区センターにお問い合わせ下さい
・神之木地区センター 045-435-1712 第1・第3(火) 18時半〜
・十日市場地区センター 045-981-9573 第1・第3(火) 15時半〜(5月20日より)
@なごみ庵 みんなのお墓
以前より計画中のなごみ庵合同墓、3月末の時点で設計など最終調整に入っています。
来月には桜の写真とともに、進展の情報をお届けする予定です。
@向源 〜過去に学び、未来を信じ、今を生きる〜
4月29日(火祝)増上寺にて
詳細は別紙ご案内をご覧下さい。お申し込みはインターネットにて。
一読させていただき、「内容が変化してきた」というのが、「紙面充実」よりも更に強い印象ですね。
このブログで、真宗の僧である事が自明の僧以外の、歴史的に有名な僧侶の解説文を見たのは、確か、初めてだったような気がしますが。
by 長さん (2014-04-22 09:47)
>長さんさま
いつもお読み頂き有り難うございます。
しかし…ふっふっふ、以前に一休さんが登場しています。
http://753an.blog.so-net.ne.jp/2010-01-05
4年前ですが (^_^;)
by ボーズandカナコ (2014-04-23 00:24)