２０１４年６月号

◇「宗派を超えた法話会」◇

　五月十一日、浄土宗 浄信寺のご住職、吉田健一師をお迎えして、「宗派を超えた法話会」を開催いたしました。参加者はご講師を含めて十七名、いつもと違う行事、また日曜日ということで、普段なかなかお会い出来ない方もご参加下さいました。

　なごみ庵は浄土真宗、今回のご講師は浄土宗。名前も教えの内容も非常に似ています。それだけに違いをハッキリと感じるのは難しかったかもしれません。でも、同じく阿弥陀仏に手を合わせ、ナムアミダブツとお念仏を称える宗派の教えですので、皆さまも違和感なくお聴き頂けたのではないでしょうか。

　吉田師は、八年間 葬儀社に勤めた経験があるという異色の僧侶。それだけに、遺族の気持ちも、葬儀社の気持ちも、そしてもちろん僧侶の気持ちも理解できます。その立場からのご法話は、浄土宗についての内容から、宗祖 法然上人について。またご自身の体験と多岐にわたり、予定していた一時間はあっという間に過ぎ去ってしまいました。

　しかし、なごみ庵は法話だけでは終わりません！　ご講師を囲んで茶話会が始まると、質問や感想が飛び交います。ほとんどの方が席を立たないまま二時間が過ぎ、手前味噌ですが参加者にとって非常におトクな法話会になったと思います。

・・・ご講師は大変だったと思いますが（笑）。

△ お 知 ら せ △

＠お盆のご案内

　お盆は７月に行う地域と、８月に行う地域があります。いずれも１３日〜１６日がお盆の期間になります。なごみ庵では両月とも合同法要をお勤めいたしますので、どうぞお参り下さい。

　・７月１３日（日）１３時より　なごみ庵 お盆・初盆 合同法要（約１時間 ＋茶話会あり）

　・８月１５日（金）１３時より　なごみ庵 お盆・初盆 合同法要（約１時間 ＋茶話会あり）

＠個別のお盆・初盆をご希望の方は、お早めにご連絡をお願いします。

　なごみ庵で、ご自宅で、また霊園などでお勤めいたします。申し込みが多くなると思われますので、７・８月の１３〜１６日よりも前後にゆとりを持ってお考え下さい。

＠お盆に特別な飾りは不要です

　提灯に野菜の牛馬…浄土真宗ではこれらの飾りは不要です。お仏壇を掃除し、新しいお花を供え、手を合わせてお念仏いたしましょう。

　ただし、もともとお持ちだったり、親戚などから頂いた場合は、お飾り頂いても結構です。

＠７・８月の予定

　お盆の都合上、行事の変更があります。７・８月の法話会、８月の写経会はお休みです。

また、８月の笑いヨガは１週繰り下がります。お気をつけ下さい。

＠金子みすゞ　ひとり舞台（なごみ庵 坊守主演の演劇です）

　６月３０日（月）１３時半より、築地本願寺ブディストホールにて他寺院主催の公演があります。若干名 観劇可能ですので、ご希望の方はご連絡下さい（６月１８日締切）。

コメント 4

浄土宗と浄土真宗。差が無いから、誰にも違いは正確にはわからないのだと私は思います。両者の「差」は、すべて布教上の方便から来る、短期的視点でのスタイルの差と理解することも可能かと。
むしろ「誰が法然の正確な継承者なのかで、かつて江戸時代以前に、名称等を巡って派閥争いをした歴史的経緯を持つ、２つの日本の仏教上の宗派」と理解した方が、今となっては、はるかに簡単で、かつ有用ですよね。
by 長さん (2014-06-13 11:39) 

＞長さんさま
そうですか…私は浄土真宗と浄土宗の違いはあると考えています (^_^)
by ボーズandカナコ (2014-06-14 13:39) 

なるほど、そうですか。たとえば、エイチティティピー://www.shiibashi.jp/dictionary/2011/02/post-220.html。
ここが解説としては、比較的平易ですか。
by 長さん (2014-06-16 11:56) 

＞長さんさま
そうですね、分かりやすくまとまっていると思います (^_^)
by ボーズandカナコ (2014-06-16 17:43)