続「ハッキリＴＶ」

前編はこちら

続編は、出演者の印象について。

まず爆笑問題の太田さんですが、テレビで見てると無茶苦茶に騒いでいる印象がありますが、収録当日はそういった感じではありませんでした。もちろん賑やかになる時間も多々ありますが、本当に無軌道に騒いでいるのではないんだな、と思いました。

そして田中さん。田中さんは私たち問題提起者側に付いてくれているのですが、なにしろ視線が優しいのです。「俺がついてるから安心しろ」という感じで、まるで菩薩さまのような慈悲深い目で見つめられるのです。おかげでだいぶ緊張が薄れました。

画像の左から。

後列の薄井さんは元々の知人で、前の記事で書いた通りお寺業界に詳しい方です。話す機会は少なかったのですが、要所要所で大事な発言をしてくれました。

紅一点の篠崎愛さんは、別の番組で拝見して非常に歌が上手なことは知っていました。しかし当日、私たち一般出演者にまでキチンと挨拶をしてくれ、しっかりした方なんだなという印象を持ちました。

また、番組内の質問や発言は「ごく一般のお嬢さん」という感じで、素朴かつ的を得ていてドキッとさせられました。

実家が浄土真宗寺院の西寺さんは、やはり発言機会は少なかったものの、「実家がお寺」ネタを披露して、実家が神社の狩野英孝さんとの対比が面白かったです。収録後、とても親切にして下さったのが印象に残っています。

そして一番強く印象に残ったのが、実は狩野英孝さん。

テレビで見ているとスベッたり噛んだりイジられたりと、失礼ながら「上手な芸人さん」という印象があまりありませんでした。

しかし実際に目の前で見ていると、狩野さんがいないと番組が成立しないんじゃないか、というぐらい重要人物でした。考えてみれば、イジられるにしても的確に「イジられる」ような事を言わなければなりません。

そして、声がハキハキと大きいんです。人間は自信がないと声が小さくなるので、やはり自信があるのでしょう。長い間テレビで活躍する人は、やはり腕があるのだな、と印象がすっかり改まりました。

仏教は物事を多面的に捉える教え、という一面がありますが、まさかテレビ収録でそれを体感するとは思ってもいませんでした（笑）。