2014年11月号 [和庵だより]
◇ なごみ庵バス旅行、無事(?)終了 ◇
十月五日の三浦半島バスツアー。台風十八号が襲来する中、一時は開催も危ぶまれましたが、無事に行って参りました。
強い風雨の中でしたが、予定も多少の変更をしつつ順調に進行。横須賀美術館に、メインの合同墓「倶生の碑」見学。海鮮ランチに北原白秋記念館。そしてお土産を買い帰路につきました。
正直に言えば天気の悪さを歎いていたのですが、ある方が「法事が晴れになるとは限らないから、お墓見学は悪天候が正解。荒天でも見学出来たのなら、法事や納骨の日はどんな日でも大丈夫です」と意見を寄せてくれました。なるほど、その通りです。思いがけず、様々な角度で物事を見る大切さを教えて頂きました。
お墓のご案内にしても、自分では説明に漏れがないように詳細に作ったつもりでした。しかし先月号を読んだ方から何件もお問い合わせを頂き、まだまだ説明しきっていない部分があったことに気付かされます。
何事も、自分の思い・考えだけでは至らない部分が多く、他者の考えを聞き、対話するのが大切だということだと思います。本願寺の蓮如上人は、「よくよく談合すべし」と仰いました。「談合」というと今では悪い意味で使われますが、元々は「話し合う、相談する」という意味です。自分が聞いたお念仏の教えを、自分の内だけで解釈するのではなく、人と話して、過ちや足りない部分に気付きなさい、というお言葉です。
<報恩講のお知らせ>
平成26年12月12日(金)および14日(日)
両日とも13時より なごみ庵にて
※12日(金) 夜の法話会はありません。
※お布施はご随意にお供え下さい。
13時〜 報恩講法要
13時40分〜 住職による法話・解説
14時00分〜 お芝居開始
14時50分〜 茶話会
今年の報恩講は、新作演劇「観無量寿経をひも解く物語 イダイケの涙」公演のため、2日間に分けての開催です。
「観無量寿経」(かんむりょうじゅきょう)には、今も昔も変わらぬ人々の悩み苦しみと、それに関わるお釈迦さまの物語が描かれています。読経を聞くだけでは分からないお経の意味を、坊守による朗読劇としてご覧いただきます。
2日間とも同内容ですので、どちらかご都合の良い日程でお参り下さい。もちろん2回ご覧頂いてもOKです(笑)。
※準備の都合上、おいでになる日と、参加人数をお知らせ下さい。
TEL&FAX 045−491−3909 メール bouzu@sd5.so-net.ne.jp
△ お 知 ら せ △
@盆おどり部 ご報告
第1回目の盆おどり部、10月24日に10名さまのご参加をいただき、初開催されました。11月は28日(金)17時より、会場は平川町内会館です。
@11月30日(日)「寺市(テライチ)」開催
都内五反田の本立寺さまにて、丸1日お寺で楽しめる「寺市」開催。なごみ庵住職もワークショップ「死の体験旅行」講師として参加します。詳しくは別紙パンフレットご参照下さい。
@12月1日(月)「自死・自殺に向き合う僧侶の会」追悼法要
住職が所属する「自死・自殺に向き合う僧侶の会」では、毎月築地本願寺で自死者遺族の分かち合い、また毎年12月1日は自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間 東京」を厳修しています。今年は東京都大田区の池上本門寺が会場です。詳細はなごみ庵までお尋ね下さい。
@12月17日(水)三軒茶屋「アンシェーヌ藍」さんでランチ
写経会の皆さま発案で、「社会福祉法人 藍」さんが運営するレストラン「アンシェーヌ藍」さんでランチ会を開催します。ご希望の方は、11月末日までに、なごみ庵にお申し込み下さい。11時40分に三軒茶屋駅 中央改札出口付近で集合。予算は2000円前後の予定です。
@12月31日(水)二歳参り(ふたとせまいり)
今年も大晦日は二歳参り! 22時ごろから三々五々お集まり頂き、歓談タイム。日付が変わり新しい年を迎える瞬間は、短いお経とお念仏で過ごします。どうぞお出かけ下さい。
私は。身内がほぼ皆、厳寒期の1月に亡くなっていますので。「法事は厳しい季節にするもの」とのイメージがありました。なごみ庵だよりで、たまたまの経験に過ぎないところを、心得のごときに御紹介いただき、ただただ恐縮する次第です。
by 長さん (2014-11-11 08:38)
>長さんさま
お寺の過去帳などを見ると、やはり真夏・真冬はお亡くなりになる方が少し多いようです。
それはともかく、コメントを寺報に使わせて頂きました。有り難うございました m(_ _)m
by ボーズandカナコ (2014-11-14 07:57)