なごみ庵 合同墓お参りバスツアー2017 [布教所日記]
毎年春恒例の、なごみ庵合同墓 倶生の碑へのお参り&バスツアー、無事に行ってまいりました!
「桜の咲く頃に」ということで、毎年4月上旬に開催していますが、わりと天候が不安定な時期のせいか、例年雨だったり曇りだったり……でもようやく今年は気持ちよい快晴の中、お参りすることができました (^_^)
道中の最初、なぜかお土産を買いに農協運営の「すかなごっそ」へ(坊守の強い要望です)。
「開店間もなくだから、まだ農産物が並んでないかもしれませんね〜」なんて言ってたら、駐車場待ちの列が!
店内に入ると……
大混雑!!
想定外で驚きつつ、皆さん主婦モードに入り、買い物を楽しみました。
すかなごっそ
春の気配の三浦半島は、あちこちで花が咲いてます。
菜の花が白くなったような可憐な花…下を見ると…
大根!!
そんなこんなで倶生の碑に到着。
風も穏やかで天気も良く、お参り後は散策を楽しめましたが、あいにく桜はまだほとんど開いていませんでした。昼過ぎからどんどん暖かくなったので、午後遅く行ったらだいぶ開いていたかもしれません。
お参り後、昼食を頂いてから一路 横須賀方面へ。
今回の目玉は、横須賀軍港めぐりです。
横須賀には有名な米軍基地があるとともに、海上自衛隊の基地もあります。横須賀軍港めぐりは、この2つの基地を船の上から見学できる大人気のツアー。2ヶ月前に予約しようとしたら、すでに満席の回も多く、私もあわてて予約をしました。
観光船はこちら。
えっ、こんなに乗って大丈夫? というほど多くの人が乗船し、出航。
なんとなく軍艦を見るだけなのかな…と思っていたら、解説のお姉さんがず〜〜〜っと詳しく説明をしてくれます。とても慣れたもので、またこの日は停泊中の艦船が多かったらしく、「へぇ〜〜、ほぉ〜〜」とうなづきながら、あっという間に45分が過ぎました。
中でも珍しかったのは、整備中の自衛隊の潜水艦。
一般の船には識別番号や名前がバッチリ書いてありますが、潜水艦は隠密行動をしなくてはならないので、船体には何も書いてありません。能力も秘密、どこに行くのかも秘密。乗組員も、家族にすらナイショにしなくてはならないそうです。
しかも一度出航すると、長いあいだ海中に潜ったまま狭い船内で過ごすので、せめて食事は美味しいものを…と、潜水艦の食事は他の艦船より単価が高く設定され、また自衛隊内の腕利きのコックさんが乗船するのだそうです (。・・。)
横須賀軍港めぐり
今回、軍港めぐりをツアールートに加えたのは、よくお参りに来て下さる方のオススメだったのですが、親しくしている方に「なぜ軍港めぐりなんですか?」とご質問を頂きました。
仏教には「兵戈無用(ひょうが むゆう)」という言葉があります。
これは「兵隊も武器も必要の無い世界(が理想である)」という意味で、お寺のツアーで軍港を見に行くのは矛盾しているかもしれません。
でもその方は「こういったことを楽しめるのは、平和な世の中な証でもあるし、そうした世の中が続くように願いたい」と仰り、なるほどと感じました。
たしかに、もし軍事的緊張が高まっている時代でしたら、軍港を観光船で見るなんて不可能です。ですから、このツアーが継続されているということは、平和の証でもあるのですね。
帰り道、最後のご挨拶でちゃっかり引用させて頂きました (^_^;)
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