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「死の体験旅行」in 登戸学寮 [死の体験旅行]

川崎市の登戸駅から徒歩10分、坂を上った静かな環境の中に学生寮、登戸学寮はあります。
http://www.gakuryo.or.jp/index.html
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登戸学寮は聖書学者の黒崎幸吉氏によって開設された学生寮です。
入寮者がクリスチャンであるかどうかは問わず、また通う学校もミッション系である必要は無いそうですが、月〜金の朝食時に朝拝の時間があり、また毎週日曜日には午前9時から1時間ほど、聖書の朗読や賛美歌、寮長さんによる聖書の解説があるそうです。

9月29日の日曜日、この時間を少し長めに取っていただいて、寮生の希望者に「死の体験旅行」を受講いただきました。
「死の体験旅行」(登戸学寮)001.jpg

普段とはかなり異なる環境、また同じ屋根の下に住んでいる同士ということもあって、特に最後のシェアリングが難しいかもしれないと少し心配はありましたが、皆さん若者らしく率直な気持ちで受けてくださいました。

今回のご縁は寮長さんが、東京都江東区のブルーオーシャンカフェでの「死の体験旅行」を受講いただき、ぜひ学生寮でもとお声掛けいただいたものです。

時おり外部から講師を招くのだそうですが、寮長さんが知っている範囲では仏教僧侶は初めてとのことでした。またこの寮長さんご自身も聖書の研究者で、WS終了後は宗教間対話に花が咲きました。


役目を果たしてホッとして、帰りに登戸駅で乗り換えようとすると、やけにドラえもんが目に付きます。
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なんでも登戸駅は、藤子F不二雄ミュージアムの最寄り駅だとか。
http://fujiko-museum.com

今度は時間を作って行ってみます!

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マナビー鶴見さんで講演 [その他色々]

思いがけず「障害者の就労支援施設」であるマナビー鶴見さんから講演の依頼をいただいたのは先日お話しした通りです。
https://manaby.co.jp

提示していただいた日程がちょうどお彼岸中の土曜日でしたが、たまたまポッカリと空いていたのでお伺いさせていただくことになりました。

毎週土曜日に行っている「サタレク」という2時間の枠で、職員さんがいろいろとプログラムを考えたり、時には外部から講師を招いたりと工夫をしていらっしゃるようです。


この施設の利用者は主に精神の不調や障害をお持ちの方たちで、そういった方に対してどのようにお話しすれば良いのか、何を話せば良いのか、かなり悩みました。
でも浄土真宗本願寺派の金沢別院での法話「適当に生きるススメ」の記事をご覧になっての依頼ですので、その時のことを思い出しながら準備をしてまいりました。

日本人は非常に真面目な人が多いと感じます。
大災害があった直後もスーパーにちゃんと並ぶ人々。
大きなスポーツイベントで試合後に掃除するサポーター。
美談として語られ、日本人の長所でもありますが、しかし真面目すぎるがゆえに自分を追いつめてしまう方も多いと感じます。

だからこそ「テキトー」ではなく「適当」を少し意識してみてはいかがでしょう?
ザックリ言うとそんなお話しでした。

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参加者は少なめだったものの、皆さん一所懸命に聴いてくださいました。
最初は反応がほとんど無かったので「自分スベってる!?」「全然伝わってない!?」と焦りましたが、話しているうちに反応は小さいものの真剣に聴いてくださっていることが分かってきました。

その感覚が間違っていなかったことが分かったのは終了後。
事前に職員さんに「希望者がいらしたら講演後に質問や相談をお受けしますよ」とお伝えしておいたのですが、次々にお見えになりました。

一回お話ししただけで何か大きく変わるわけではありませんが、ほんの少しでも心に響いてくれたとしたら嬉しいです。


マナビー鶴見さんの記事
https://snabi.jp/facility/18732/blog_articles/12671

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2019年10月号 [和庵だより]

◇ 世界平和 願いの祭典 プレイベント開催 ◇

来年の東京オリンピック・パラリンピックの正式な応援プログラムとなった「世界平和 願いの祭典」のプレイベントが、9月中旬に本番と同じ築地本願寺で開催されました(各種事情で事前告知ができず申し訳ありません)。
公式サイト http://www.worldpray2020.jp 
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さまざまな宗教や仏教各派が合同で儀式を執り行うという、日本ならではのイベントです。
仏教界としては私が卒業生会会長を務めていた未来の住職塾が関わっていますが、神道・キリスト教・イスラム教・ユダヤ教と、よくこれだけの宗教者が一堂に会したものだと驚かされます。

登場順に並べると、神道・浄土A(浄土宗・浄土真宗)・キリスト教 プロテスタント・密教(天台宗・真言宗)・ユダヤ教・禅(曹洞宗・臨済宗)・キリスト教 カトリック・浄土B(浄土宗・浄土真宗)・イスラム教・日蓮宗、以上10チームがそれぞれの作法で儀式などを行いました。

どうでしょうこのゴチャ混ぜ感! 日本での開催ですから仏教のチームが多く、また浄土系は人数が多いのでA・Bの2つのチームに分かれました(私は浄土Aチーム)。宗教に寛容な日本以外では、こうした行事を開催できる国はそう多くないのではないかと思います。

特に印象的だったのはイスラムチーム。日本人男性2名とエジプト人女性1名の3名で、イスラム教の聖典クルアーン(コーラン)の一節を哀愁漂う旋律に乗せて切々と歌います。

その歌声がインド風建築である築地本願寺の雰囲気に合い、しかも夕日を浴びて幻想的な世界になり、「あれ、自分いまイスタンブールにいるんだっけ?」と錯覚するほどでした。
本番は2020年7月18日(土)・19日(日)です。どうぞご記憶ください。


◎ お 知 ら せ ◎

◎秋のお彼岸法要のご案内
 9月23日(月祝)10時30分より
秋のお彼岸法要 〜親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え〜
坊守が朗読する絵本は、佐野洋子さん作・絵の『空とぶライオン』です。
ぜひ、ご家族・お子さん・お孫さんもお誘い、お参りください。

◎「キリスト教目線から考えるライフエンディングフェア」
 10月14日(月祝)
キリスト教の関連団体主催の終活フェアで、パネリストとして登壇させていただくことになりました。12時45分から宗教学者の島田裕巳さんによる特別講演があり、その後14時30分から島田裕巳先生、東京基督教大学 神学部 学部長の大和昌平教授、そして私の3名でパネルディスカッションになります。会場は東京都大田区の大田産業プラザPiOです(京急蒲田駅 徒歩3分)。お寺にチラシもございます。

◎日帰りバスツアー「牛久大仏と成田山 秋の茨城・千葉をめぐる」
 10月18日(金)
今年も甚行寺さまとご一緒させていただきます。詳細は別紙ご覧ください。

◎報恩講&宗教法人設立記念
 12月8日(日)13時 東神奈川かなっくホールにて
先般よりご案内の通り、今年の報恩講は なごみ庵の宗教法人設立記念行事を兼ねて開催します。ご講師はNHKシブ5時でお馴染みの釈徹宗さん、開式時間は13時と決まりました。
今月号にチラシを同封しますが、なごみ庵の縁人会員の皆さま及び同伴の方は事前予約可能です。ご来場ご予定の方は、ぜひ事前にお申し込みください。

◦神之木地区センター写経会 10月1日(火)・15日(火) 18時30分
◦死の体験旅行 10月2日(月) 19時 豊島区 金剛院
        12月19日(木) 18時30分 神奈川大学 生涯学習講座
◦自死遺族の集い 9月26日(木)・10月24日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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世界平和願いの祭典 プレイベント [その他色々]

2020年のオリンピック・パラリンピックの応援プログラムとして正式に位置づけられている「世界平和願いの祭典」のプレイベントが、約1年前となる2019年9月17日、本番と同じ築地本願寺を会場として開催されました!
http://www.worldpray2020.jp

さまざまな宗教や仏教各派が合同で法要などを執り行うという日本ならではのイベントです。
仏教界としては未来の住職塾サンガが関わっていますが、神道・キリスト教・イスラム教・ユダヤ教と、よくこれだけの宗教者が一堂に会したものだと驚きました。

登場順に並べると…
・神道チーム
・浄土Aチーム(浄土宗・浄土真宗)
・キリスト教 プロテスタントチーム
・密教チーム(天台宗・真言宗)
・ユダヤ教(お1人の参加)
・禅チーム(曹洞宗・臨済宗)
・キリスト教 カトリックチーム
・浄土Bチーム(浄土宗・浄土真宗)
・イスラム教チーム
・日蓮宗チーム

日本での開催ですから自然と仏教チームが多く、また浄土系は人数が多いのでA・B2チームに分かれましたが、どうでしょうこのゴチャ混ぜ感!
前にも書きましたが、日本以外でこうした行事を開催できる国はそう多くないのではないかと思います。

ここからは写真とともに印象的なシーンをご紹介します。

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祭典のポスター。
制作は浜崎あゆみさんのCDジャケット制作を手がける原神一さんによるもの。

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築地本願寺の境内に建てられた仮設テントが会場になります。
夏が戻ってきたような暑さで大変でした (>_<)

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私も初めて拝見したユダヤ教の宗教者。
お1人の参加で、祈りの言葉を唱え、通訳さんが日本語で伝えるというスタイルでした。

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カトリックの神父さま。
聖歌のコーラス隊を20名ほど連れていらして、お寺の境内に賛美歌が響きました。

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密教チーム、写真は真言宗の法楽太鼓。
手前の扇風機を写してしまう私のセンスの無さが光る一枚です。

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禅チーム。
前半は坐禅、後半は折本のお経をバラバラとめくる転読という、「静と動」をテーマにした法要。
導師の「喝ッ」の大音声が境内どころか築地中にも響き渡りました。

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印象的だったのはイスラムチーム。
3名の登場で、日本人男性2名、エジプト人女性1名。
エジプトの方は日本語が堪能で、イスラム教の基本的なことや、女性の立場などについて教えてくださいました。

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特に印象的だったのは、ある時は3名で、ある時はソロで唄われたイスラム教の聖句。クルアーン(コーラン)の一節のようですが、とても哀愁の漂う切々とした歌声です。
その歌声がインド風建築である築地本願寺、しかも夕日の時間帯だったので雰囲気が高まり、「あれ、自分いまイスタンブールにいるんだっけ?」と錯覚するほどでした。

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最後を飾るのは日蓮宗チーム。
他の仏教チームが宗派混成なのに対し、このチームは日蓮宗の僧侶のみで構成されているので法衣や儀式作法に統一感があります。

大きな団扇太鼓の音とともに真っ白な衣の日蓮宗僧侶が入場し、見学の人々を取り巻いて大音声での読経、散華、そして木剣加持と、もう言葉では表現しきれないほどの大迫力の法要でイベントは終了しました。


プレでもこれだけ力が入ったのですから、来年の本番はどうなるのか今から楽しみです。
2020年7月18日(土)・19日(日)、皆さん今から予定を空けておいてくださいね!

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ユニコムプラザさがみはら [その他色々]

「相模原市立 市民・大学交流センター ユニコムプラザさがみはら」さんで講演をさせていただきました!
https://unicom-plaza.jp/schedule#post-7256

この施設では2013年から月に2回ほどのペースで、多彩なジャンルの講師を招いて講演会を重ね続けています。
今回で180回目ぐらいだと思いますが、初のお坊さんとのこと。担当の方と相談して講題は、『「死」を通して考える「生」~お坊さんのホンネ~』といたしました。

予約不要なのでどれだけいらっしゃるか、フタを開けてみなければ分からないのですが、当日行ってみると「今までにないぐらいチラシが出ています!」とのこと。
その言葉通り、私が到着した1時間ほど前からすでに席に着いている方がいらして、徐々に参加者が増えていくに従って職員さんが椅子を増やします。
sml.20190914_142100611.jpg

最終的には94名の参加者になったそうで、回によってかなり人数の増減はあるものの、歴代で見ても参加者の多い回になったそうです。やはり初の坊さんというのが珍しかったのでしょうか、盛況で良かったです。


話の内容としては、普段はあまり触れにくい話題である「死」について真正面から考えていきましょうというもの。
最初に自己紹介をして、その後の構成は…
1:死について考えることの大切さ
2:具体的に死をどう考えるか
3:仏教では死をどう捉えているか
こんな流れでお話しをさせていただきました。

あっという間の1時間。
最後は時間が足りなくなり、ちょっと駆け足になってしまいました。

終了後は質疑応答。
さらに4組ほどの方から個々に悩み相談もお受けしました。
普段ですと1〜2時間はかけてじっくりお話しを伺うのですが、相談希望の方が並んでくださっているのでそうもいかず、15分ずつぐらいお話しに耳を傾けました。

終わってみると、質疑応答とご相談で1時間ちょっと。
講演そのものと同じぐらいの時間が過ぎていました。

なんだか帰りの電車でヘロヘロしてしまったので、思ったより疲れていたのかもしれませんが、充実した時間を過ごさせていただきました (^人^)

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2019年9月の法語 [月々の法語]

わがこころよければ往生すべしとおもうべからず
You should not think that you deserve to attain birth because you are good.
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今年の法語カレンダーは親鸞聖人のさまざまな著書から言葉が引かれており、9月は親鸞聖人のご消息(お手紙)からの一節です。

<解説>
長い手紙で、親鸞聖人が83歳の時に笠間(現 茨城県笠間市)の門弟から寄せられた質問に答えたものになります。まず最初に自力の往生と他力の往生の違いについて記されています。

そして今月のカレンダーの言葉が含まれる「しかれば、我が身の悪ければ、いかでか如来迎えたまわんと思うべからず、凡夫はもとより煩悩具足したるゆえに、悪きものと思うべし。また我が心良ければ往生すべしと思うべからず、自力の御はからいにては真実の報土へ生るべからざるなり」という部分に繋がっています。

また、なぜ他力で往生が成されるのかが説かれ、日本や中国の高僧、釋尊の言葉が根拠として上げられ、そしてその後、他力の信心を得た者を褒め称える内容にと繋がっています。


<私のあじわい>
手紙の中盤、今月の言葉が含まれる部分を現代語訳すると、「自分が悪い存在であっても阿弥陀如来が迎えに来てくれないと思わなくても良い、凡夫はすべからく煩悩を具足する身であるのだから。そしてまた自分が良い存在だから往生できると思ってもいけない。自分の力では真実の浄土に行けるはずはないのだから」となります。

皆さんは、極楽浄土に仏として生まれることにテストがあるとしたら、自分は100点が取れそうだと思われますでしょうか? それとも0点だと思われるでしょうか?

親鸞聖人は「自分が悪い存在であっても、阿弥陀如来が迎えに来てくれないと思わなくても良い」と仰います。当時の人はどう生きたかによって死後に往く世界が違うと捉えており、良い事をすれば阿弥陀如来が迎えに来てくれると信じていました。またどれほどの善行をしたかによってその迎え方は九つに分かれると考え、駅名にもなっている「九品仏」はその思想から来ています。

ただ親鸞聖人は、善行をするどころか悪事しかできなかったとしても、阿弥陀さまが迎えに来てくださらないと悲観しなくて良いのですよ、と説かれます。その理由として「人は皆、尽きせぬ煩悩を身に備えているのだから」と仰います。

そしてまた逆に、「自分が良い存在だから往生できると思ってもいけない」とも説き、「自分の力では真実の浄土に往けるはずはないのだから」と理由を述べています。

極楽浄土という場所はどうやら広いようで、その中心は「真実の報土」と呼ばれ、外れの方は「辺地」と呼ばれます。あまり現実の場所のようなイメージを持つべきではありませんが、「人間は煩悩を備えているので、浄土の辺地にしか生まれることができない」と親鸞聖人は説いています。

なぜ親鸞聖人はそのように説かれたのでしょうか? 一所懸命に努力すれば浄土の中心に生まれ、悪いことをすれば浄土の僻地に生まれてしまうのですよ、と言った方が分かりやすかったのではないでしょうか?

そこには、親鸞聖人の人間観があるのではないかと思います。
いくら善良に生きていこうと思っても、様々な条件や環境に左右されて思う通りに生きられないのが私たちです。結果的に素晴らしいことをした人物も、多くの縁に支えられて結果が生じたに過ぎない、と親鸞聖人は捉えているのではないでしょうか。

何か事件や事故が起きると、報道番組でマイクを向けられた人やインターネットに書かれる意見は、「被害者やその家族の身になれば、犯人は厳罰に処してほしい」という論調が多くなります。

とんでもないことをしでかした人を許しておけない、という気持ちは痛いほど分かりますが、そこに犯人の側に立つ意見はほとんど見られません。もしそのような意見を出そうものなら、犯人と同じように批難されかねません。

ですので私もあまり声を大にしては言えないのですが、世間から指弾される犯人に対して「ああ、なぜこのようなことをしでかしてしまう人生を歩まざるを得なかったのだろうか」と悲しい気持ちになることがあるのです。

そこまで大きな事件や事故までいかなくても、私たちは皆、完璧に生きられているわけではありません。

私が携わる「自死・自殺に向き合う僧侶の会」で往復書簡という活動があります。希死念慮者や自死遺族と手紙を通じて相談を受けるというものです。

以前、同じ班で活動した先輩僧侶は、悩みを抱え希死念慮を持つ方から長い間相談を受け続けていました。その方は小さな過ちを犯してしまったのですが、それ以降社会から向けられる冷たい視線に苦しめられ続け、自分を責め続けていました。
その方に先輩僧侶がかけた言葉に私はハッとさせられました。
「褒められたことではありませんが、責められることでもありません」というものです。これは私自身にかけられた言葉のようだ、と感じたのです。

常に人から褒められるような毎日を送れているわけではないのは、自分自身が一番よく知っています。しかし、ほとんど誰もが同じように日々を送っているのではないでしょうか。ですので、褒められはしなくても責められるほどでもない、というこの言葉が心に染みたのだと思います。

常に100点を目指さなくても、まあ50点や60点の時があってもいいじゃないか。そう思うことができれば、少し肩の力を抜いて生きていくことができるのではないでしょうか。

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『大法輪』に記事掲載! [死の体験旅行]

どんな世界にも業界紙や業界誌があると思いますが、お坊さんの世界にも『大法輪』と『月刊住職』という専門誌ががあります。

一般的にはどちらも目にする機会は少ないでしょうが、『月刊住職』は少し面白い切り口の記事が話題になることがあり、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
http://www.kohzansha.com/jimon.html

特集のタイトルを見ると…
「ポケモンGOの襲来に各寺院はどう対処すべきか」
「お寺の庭掃除に活かせる最適なブロア」
「お盆だョ! 全員焼香」
などなど

私も以前「自分に合った道具を選んできれいに剃髪する方法」で取材を受けました(笑)
https://753an.blog.so-net.ne.jp/2014-09-13


さて、そんなユニークな『月刊住職』に対し『大法輪』はマジメ路線な雰囲気で、特集のタイトルも…
「唐代禅僧たちの生涯」とか「法華経へのいざない」とか「稀代の念仏僧・慶念坊再考」とか、ちょっと難しそうです (^_^;) 
sml.スクリーンショット 2019-09-07 09-07 12.04.42.jpg
https://www.daihorin-kaku.com/monthly/

そんな正統派?路線の『大法輪』から、イロモノの私に記事の執筆依頼をいただきました!
毎号2人の人物が選ばれてエッセイが掲載される「鉄笛」というコーナー。
コーナー名も真面目そうで、居住まいを正してマジメに原稿をお送りいたしました。

題名は「死から生を学ぶ」です。
色々考えたのですが、やはり今の私は「死の体験旅行」について書かせていただくのが、最も興味を持っていただけるのではないかと判断しました。

2019年10月号に掲載されていますので、皆さんも本屋さんで見かけたら……いや、一般の書店で見かけることはないかと思いますので、なごみ庵にいらしたら是非お目通しください。

追記:『大法輪』は一般の書店にもあるそうです(お坊さん情報)

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日蓮宗青年会にて [死の体験旅行]

日蓮宗の関東ブロック(1都6県)青年会で「死の体験旅行」を開催させていただくご縁がありました。

品川のホテルを会場に昼から会議があり、続いて私が担当する講演会、そして懇親会という流れです。
事前の情報では100名前後の参加になるだろうという話で、普段の「死の体験旅行」の開催とは人数・会場の雰囲気・参加者ともかなり様子が違います。

また普段の開催と違い、ワークショップ本編の前後で受講者の傾向や感想、開催の目的などの話もしようと考え、準備を進めてまいりました。

そして当日……
やはり僧侶が100名ほど、しかも宗派が違うこともあって緊張感があります。
しかし皆さん真摯に耳を傾けてくださり、また集中しやすい環境とは言えませんでしたが一所懸命に受けてくださいました。
sml.IMG_2918.jpg
写真はグループシェアの様子です。
ね、これだけお坊さんがいると壮観でしょ(笑)

実は私、日蓮宗さんとはご縁が色々あり、以前にも僧侶向けの研修や、女性僧侶向けの研修で登壇させていただいたことがあります。これだけご縁が重なると、もはや自分が何宗の坊さんなのか分からなくなってきます (^_^;) 

冗談はさておき、日本は宗教に寛容な文化があるので、宗派や宗教の違いを超えて協力しやすい体制があるように感じます。それでも大切な研修の場に他宗派の者を呼ぶのは大変なことだと思います。

実行委員の皆さま、有り難うございました。
そしてお疲れさまでした (−人−)

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マナビー [その他色々]

「障害者の就労支援事業所」なる組織からご連絡をいただきました。

ご相談したいことがあるとのことですが、お寺・坊さんにどんな用事だろうと頭の中が「???」となりつつ、お会いすることに。

スクリーンショット 2019-09-04 09-04 21.42.14.png

連絡をいただいたのは「manaby(マナビー)」という会社で、
「働きたくても働けない人」をゼロにするサービス
をミッションに掲げています。

主な利用者は精神障害をお持ちの方々なのだそうですが、その利用者さんたちを見ていると、とても真面目過ぎるぐらいに真面目で、それがゆえに働きにくかったり人付き合いが苦手だったりしているように見えるとのこと。

もう少し肩の力を抜いて、ラクに過ごしてもらえれば…

担当者さんがそんなことを考えつつ、毎週土曜日のレクリエーションのテーマを探していたら…
金沢市で行った 「適当」のススメ と題した法話の記事が目に留まり、「コレだ!」と感じ話してもらいたいと思ってくださったとのこと。

畑違いで自信はありませんが、少しでもお役に立てるようお話しをさせていただこうと思います (^人^)


追記
さっそく相談の様子がマナビーさんのブログにアップされていました!
https://snabi.jp/facility/18732/blog_articles/11476

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