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ライフエンディングフェア2019 [その他色々]

キリスト教葬儀専門の葬儀社、創世ライフワークス社主催の終活イベント、「キリスト教目線から考えるライフエンディングフェア2019」に登壇させていただきました。


第1部は宗教学者の「あの」島田裕巳先生による講演「2015年問題から考えるキリスト教葬儀の可能性!?」です。
「あの」と書いたのは、島田先生の著書には『葬式は、要らない』や『戒名は、自分で決める』というものがあり、お坊さんにはすこぶる評判が悪いお方だからです(笑)。ちなみにご本人は、葬儀社にも不評だと仰っていました。

けれど事前に著作を読み、また当日講演を拝聴して思ったのは、島田先生は社会の変化とともに、今まで伝えられてきたものも変化していかざるを得ないという、まさに仏教で説く「諸行無常」について仰っているのだということでした。

問題提起のためか少し極端かなと思う論説もあり、また出版社の意向で過激なタイトルにされてしまったものの、お話しそのものは否定するようなものではなく、襟を正してお聴きしなければならない内容だと感じました。

ライフエンディングフェア4.jpg
私の出番は第2部のパネルディスカッション、テーマは「変わりゆく葬送文化におけるキリスト教葬儀の意義」というテーマで、私はここに仏教者として登壇いたしました。

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なにしろ基本的にはクリスチャンが多いであろう会場、しかも不慣れなパネリスト、しかも「あの」島田先生の隣の席とあって非常に緊張しました。

しかし事前の打ち合わせで島田先生とも忌憚なくお話をさせていただき、また同じくパネリストとして登壇した東京基督教大学 神学部学部長の大和昌平先生とも親しくお話しをさせていただき、出番の頃には少し緊張がほぐれました。

また、モデレーターを務めたキリスト教新聞社の松谷信司さん(イケメン)の差配で、思うところをお話させていただくことができました。
ライフエンディングフェア3.jpg

あっと言う間の75分間でしたが、印象的だったのは大和先生のお話です。
大和先生は浄土真宗の篤い信仰を持つ祖母の影響を受け育ちつつ、高校生の頃にクリスチャンになりました。しかし親鸞聖人への尊敬の念は持ち続け、一般大学・キリスト教の大学を出た後、なんと京都の佛教大学と大学院で学ばれます。

そして現在は東京基督教大学で東洋思想を教え、内容はなんと親鸞聖人の語録である『歎異抄』とのこと。また機会を設けてじっくりお話しさせていただきたい、そう思う出逢いになりました。

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