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無参拝者法要!? [その他色々]

新型コロナウイルスの影響で、大相撲やプロ野球は無観客試合で感染拡大を防ぐとのこと。

お寺の法要も年配の方が多く集まるだけに、規模の縮小や会食の中止、法事そのものの延期などそれぞれに対応しています。

通夜葬儀だけは延期というわけにいきませんが、ここ数年は家族や親族のみでお見送りをする形式が増えており、今回のウイルスに対しては拡散防止にひと役かっている形になっています。


そんな中、なごみ庵で珍しい形式の法要がありました。

そもそもは私が掲載された新聞をご覧になってご縁が生まれた、福島県在住の女性Yさん。
昨年末、先々ご自身の後は守る人がいなくなる、生家の家族や先祖の供養について相談を受けたのです。

お骨そのものは別の場所に埋葬済みなので、お寺の過去帳にお名前を書き入れて永代供養をしていきましょう、ということになりました。
(ちなみに浄土真宗では「供養」ではなく「恭敬(くぎょう)」という言葉を用いることが多いですが、元の意味は同じなので「供養」と表現しています)
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さて、Yさんの念願であった法要ですが、3月の頭に決まりました。
しかし直前になってコロナウイルス騒動です。
長距離の移動は感染リスクが高まりますし、しかし色々思いがあって決めた日程なので延期したくはない。

Yさんからおそるおそるという感じで、「お位牌などを宅急便で送るのでお参りをしていただけないだろうか」と連絡がありました。
今までの相談で事情は充分わかっていますし、遠方から無理をして来て何かあってもいけません。

そんな事情があって記事タイトルの「無参拝者法要!?」となりました。
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実際にはご自宅で、法要の時間に手を合わせていただきましたので、正確には「無参拝」ではなく「遠方参拝」だったのかもしれません。

いずれにしても当庵にとって、他所へ埋葬されている方の永代供養も初めて、直接の参拝無しでの法要も初めてという、珍しい形になりました。


同じように後を守る人がいない仏さまをどうしようか悩んでいる方、また遠方だったり体調の面で法事が難しい方もいらっしゃるかと思います。

相談していただければ色々と対応もできますので、お困りごとがある方はどうぞご連絡ください。

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2020年3月の行事について  [その他色々]

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、なごみ庵の行事は以下のような対応とさせていただきます。

【中止】
・3月6日(第1金):イキイキ長いきの会 14時
・3月13日(第2金):法話会 13時・19時

【未定】…3月15日に判断し、早めの寺報・HP・Facebookページにてお知らせいたします。
・3月20日(第3金):写経会 10時半・15時
・3月22日(日):春彼岸法要 13時
・3月27日(第4金):笑いヨガ 10時半

4月以降の予定については、随時判断しお知らせをさせていただきます。
行事ご参加希望の方は、事前にHPやFacebookページをご覧いただいたり、お電話やメールで当庵までお問い合わせください。

HP https://753an.blog.ss-blog.jp
FB www.facebook.com/753an
電話 045-491-3909
メール bouzu@sd5.so-net.ne.jp

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亡き人との対話 [その他色々]

お手伝いをしているお寺の、とあるご法事。
お施主さんは年配のご婦人で、30年ほど前に壮年で亡くなったご主人と、20年ほど前に亡くなった義父の法要でした。

参列者は施主と同世代と子世代、あと小さいお子さんたちは孫世代でしょう。けっこうな大人数で、またお子さんが多いので、賑やかな雰囲気の法要になりました。
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読経をする中で、勝手な想像がふくらみました。
ご主人が亡くなった時、お子さんたちはまだ学生だったでしょう。
悲しみにひたる間もないほど大変な日々を送られたのではないか、またそんな中で義父も看取られたのではないか…(お経を読みながら余計なことを考えているのがバレますが (^_^;)  )。

お経を終えてご法話をしていると、お施主さんのホッとしたような、晴れやかな表情が目に入りました。
そこでふと、カウンセリングで用いられる「エンプティ・チェア」を思い出し、お施主さんに「亡きご主人に何か言えるとしたら、なんてお伝えしたいですか?」と尋ねました。

お施主さんは一瞬不意をつかれたような表情をしましたが、すぐに穏やかな笑顔になり、「見守ってくれたおかげで、なんとかここまでやってこられました」と応えてくれました。

さらに「亡きご主人は、どんな言葉を返してくれると思いますか?」と尋ねると、いっそう晴れやかな、それでいて少しはにかんだような表情で「まあ…よくやったなと言ってくれると思います」とお応えくださいました。


私は、「そうですね、私もご主人やお義父さん、仏さまになった方たちは『よく頑張ってくれた、苦労をかけて申しわけなかった、有り難う』と言ってくださると思います」と応えました。
ご婦人は晴れやかな笑顔のまま、目の端にわずかに光るものがありました。


感応道交(かんのうどうこう)という言葉があります。
仏さまと人との気持ちが通じ合う、という意味です。

普段は忙しく過ごし、なかなか亡き人のことをゆっくりと想う時間は取れないかもしれません。けれどご法事の場ではお身内が一緒に手を合わせ、亡き方を偲びます。

そして私のとっさの思いつきではありましたが、亡き方にどんな言葉を伝えたいですか? それに対し亡き方はどう応えてくれるでしょうか? と問いかけることで、参列者皆さんがそれぞれに深く亡き方を想ったことでしょう。

亡き方との対話を考えることで、亡き方と確かに心の通じ合う感応道交の時間を持てたのではないか。
そう感じるご法事になりました。

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渋谷ハンズお寺サークル [その他色々]

高校・大学と渋谷が乗り換え駅でした。
そして雑貨やアイディア用品が好きな自分にとって、渋谷はハンズとロフトがある楽しい街。

特に渋谷ハンズは3つの建物が組み合わさったような構造で、B2Cフロアから上に上がるとB1A、さらに上がるとB1B→B1C→1A→1B……と螺旋の塔を上がっていくような造りです。

雑貨好きな私はペン1本買うのでも最上階までエレベーターで上がり、1フロアずつ巡回(笑)して1〜2時間滞在するのもザラで、坊守(妻)と出かける時はハンズに寄るのを拒否されるほどです (^_^;) 
私にとってはまさに夢の国、いえ聖地と言っても過言ではありません!


そんな渋谷ハンズのイベントに関われることになりました!
その名も「渋谷ハンズお寺サークル」(2020年1月23日〜2月2日まで)。
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先日発売された『スター坊主めくりカレンダー』の企画として、ハンズで開催されるお寺特集イベントを仲間の僧侶たちとお手伝いさせていただきます。

お寺に関わる様々な物品の販売もあり、また毎日ではありませんが各種体験イベントもあります。
◎イベントの申込はこちら
1月26日(日) https://taiken-terasaa.peatix.com/
2月2日(土) https://taiken02-terasaa.peatix.com/

私は1月26日の複数僧侶による法話「仏教井戸端トーク」に出演の予定です。
聖地での任務、心してかかろうと思います (−人−)

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お芝居のようなお葬式〜中島淳彦さん、逝く〜 [その他色々]

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ホンキートンクシアター、道学先生、青年座、文学座、ヴォードヴィルショーなどなど名だたる劇団に脚本を提供し、また多くの演出も手がけていた人気脚本家・演出家の中島淳彦さんが58歳の若さで亡くなり、その通夜葬儀をお勤めするご縁をいただきました。

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創作と演出の才能だけでなく音楽的な才能にも恵まれ、落語家の春風亭翔太師匠(中央)、俳優の六角精児さん(左)と共にバンド活動もなさっていました(中島氏:右)。
芝居の中にも中島氏ご自身が作詞作曲した歌曲がよく流れ、音楽の持つ力の大きさを実感させてくれました。

なんでそんな有名な方のご葬儀をお勤めすることになったかというと、舞台役者でもある坊守(妻)がここ十数年、中島氏の手がける女性だけの演劇ユニットに続けて出演させていただいていたことがご縁でした。
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特に7年前の作品『バリカンとダイヤ』では私もほんの少しだけお芝居に関わらせていただきました。
物語はある家庭の男性が亡くなり、その妻や3人の娘やご近所の女性などが、葬儀の日から四十九日までに繰り広げる悲喜こもごもの日々を描いたもの。

芝居の開始とともに舞台が暗転して読経が流れ、再び照明が灯ると骨壷を抱えた妻と娘たちが家に戻ってくるシーンから物語は始まります。
この冒頭の読経は中島氏の、「本物のお坊さんの声を使いたい」という希望を受けて私が稽古場に行き、女優陣の視線の中で変な汗をかきながら録音していただいたものでした。
以来、私の中では「自分は女性だけの劇団で唯一出演をした!」という妙な自慢話になっていたのです。
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中島さんの作品はどれもが面白く、坊守が出演する時は毎回お寺のご縁の方々を募り観劇ツアーに行っていました。観劇の後に食事に行くのですが、皆さん芝居の感想で話が止まらず、楽しい時間を過ごさせていただきました。

そんなある日、中島さんが病に倒れたと聞きました。当初は私も「きっとすぐに良くなって、また素晴らしい作品を生み出してくれる」と信じていたのですが、時おりお見舞いに行っていた坊守から聞く病状は芳しくなく……そして令和最初の師走のはじめ、還らぬ人となりました。


直後に共演者でもある奥さまから電話があり、「バリカンとダイヤの時に収録したお経を中島は、『とても落ち着くな、いいな』と言っていました。ですのでお通夜お葬式をお願いしたい」と仰っていただきました。

分不相応ではありますが、でもせっかくのお申し出ですし、ご縁のあった方の通夜葬儀、ぜひ自分が勤めたいと思いお受けさせていただきました。

人柄をお聞きしお付けした法名は
釋 筆生 淳楽 信士(しゃく ひっしょう じゅんらく しんし)

筆に生き、また筆で世界を生み出したこと。
お名前の淳と、音楽や楽しいことが大好きだったことから考えました。


中島氏の訃報は新聞やネットニュースにも載り、2日合わせて300名以上の弔問客が訪れる盛大な式になりました。
受付には中島作品によく出ていた役者たちが並び、私の横には同じく作品に出演していた坊守が副導師として付き、目の前には日ごろテレビでお見かけするような俳優・女優が大勢並び…なんだか自分が映画や物語の中に入り込んでしまったような不思議な感覚を覚えながらこんな法話をさせていただきました。

中島さん、聞いていましたよね。
いつかそちらに私が往ったら、ダメ出ししてください。


これほど才能あふれる方が病にかかり、もう新作を観ることが出来なくなってしまったのは、皆さんと同じように私も残念で悔しくてしかたありません。本人もきっとご無念だと思います。

しかしどんなに無念であっても、私どもの宗派では亡き方は仏さまとなって浄土に生まれると説いております。そして仏さまの特徴のひとつに天眼通、つまり千里眼があります。

あの中島さんが千里眼を得たら…皆さん、これはちょっと厄介ですよ。もちろん仏さまとして見守ってくださるのでしょうが、あれだけの脚本家ですから色々と物語のネタにされてしまうに違いありません。

中島さんが私たちを主人公とした物語を描く時、それが悲しい話や不条理な話になるのではなく、中島さんらしい暖かく楽しいストーリーになるよう、私も皆さんも共に一所懸命に歩んでまいりましょう。

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「自死・自殺に向き合う僧侶の会」会報の巻頭言 [その他色々]

私が共同代表の一員を務めさせていただいている「自死・自殺に向き合う僧侶の会」、今年も12月1日の自死者追悼法要が無事に終了しました。昨年に続き200名ものご遺族とともに、亡き人を思い手を合わせる時間となりました。

会では毎年この時期に会報を発行しています。発足後数年してから始まりましたので、今回で第7号。
表紙は共同代表が持ち回りで巻頭言を書くのですが、初めて私に順番が回ってきました。

普段寺報などで文章を書き慣れていたり、法事の法話をし慣れていたりはするのですが、この会での文章や法話は他とは全く違う雰囲気があり、緊張感が漂います。

それでも何とか書き上げ、また会の仲間で芥川賞作家の石井さんに添削していただき(裏ワザ)、なんとか形になりました。
会報の画像と、下に全文を掲載いたしますので、お目通しいただければ幸いです (−人−)

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「解き、ほぐれる」

 夏が過ぎ、秋を迎えるころ、私たち「自死・自殺に向き合う僧侶の会」の会合は緊張感を増していきます。宗派も住んでいる地域もバラバラの私たちは全員一緒に顔を合わせることが難しく、そのためもう秋口から12月の追悼法要の準備を始めるからです。

 1998年に日本の年間自死者数が3万人を超え、2003年には34,427人もの方が自ら命を絶たれました。その後、さまざまな努力や施策がなされ、2012年には15年ぶりに年間3万人を下回り、昨年2018年は20,598人と減少が続いています。

 一方、毎年12月1日に開催される「いのちの日 いのちの時間 東京」の参列者は、2007年の第1回から増減をしつつ、昨年初めて200名を超えました。年単位の自死者数は減っているとはいえ、「自死遺族」そのものは増え続けているのだと改めて思い知らされ、私たちの力の及ばなさを痛切に感じます。

 冒頭に述べた、私たちが抱く緊張感の要因のひとつは、200名に達する参列者おひとりおひとり、全員が喪主と言える立場にあることだと気付きました。私たち僧侶は普段ご法事をお勤めします。でも、たとえば20名の方が参列されていても、故人とそれほど近しくなかった親戚などもおられるでしょうから、喪主やそれに近い立場の方はほんの数名です。


 それに対して「いのちの日 いのちの時間 東京」では、そこにいる全員が喪主の気持ちでその場にいらっしゃいます。深く大きな苦しみを抱き、また亡き方への追悼の念を胸に、手を合わせておられるのです。

 1年に何人の方が亡くなろうと、その数字が増えようと減ろうと関係ありません。ご遺族にとって亡くなった大切な人は数万分の1という数字ではなく、人生の大きな部分を占める人、あるいは人生の全てと言っても過言ではない人であったのです。

 だからこそ、参列者の背中や横顔を見て私たちは身の引き締まるような思いを覚え、微力ではあっても一所懸命に追悼法要をお勤めさせていただいております。そしてそこには法要を執り行う側と参列する側という垣根は無くなり、ご遺族も私たち僧侶も、そして亡き方も共に仏さまの慈悲のまなざしに見守られながら、そっと手を合わせているように感じられます。


 日が傾きつつある師走の午後に始まった法要が茶話会を経て閉会し、参列者が会場を後にするころにはすっかり日も暮れ、街には灯がともります。

 帰路に着く皆さまの背を見送りつつ、秋口から抱いていた私たちの緊張感も、白い息とともに微かに解きほぐれていきます。そして、皆さまの両肩にのしかかった計り知れぬ重荷もまた、ほんの1グラムでも軽くなり、苦しみや悲しみが少しでも解きほぐれていってほしい、そう心から願うのです。


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オリジナルお経本&お経CD [その他色々]

2019年12月8日のなごみ庵法人化記念行事まであと1週間を切りました。

1週間前の12月1日には例年どおり「自死・自殺に向き合う僧侶の会」主催の自死者追悼大法要があり、2週連続での大きな行事にてんてこ舞いしております。

そんな中、記念行事に合わせて製作を進めていた なごみ庵オリジナルのお経本とお経CDが出来上がってきました。

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こちらがオリジナルお経本。
ワープロソフトでコツコツ入力し、ルビは坊守が振ってくれました。
B6横向きのサイズです。

「私のお経本」は分かるとして、「私の過去帳」って何? と思われたかもしれません。
過去帳とは、その家のご先祖さまの法名(戒名)やお名前、没年月日や年齢を書くもので、仏壇に納めているものです。
基本的にはその家のご先祖さましか書けないため、たとえば嫁いだ方が自分の実家の両親を書いたり、恩師や親友のなどは書けないことになっています。

でもこのお経本には末尾の付録として「私の過去帳」というスペースがあり、自分にとって大切な方を自由に書き入れることが出来るようになっています。

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こちらはオリジナルのお経CD。
なごみ庵で法事をすると、私と坊守がお経をお勤めします
そこで「男女混声のお経は珍しいですね」と褒めていただくことがあり、またお参りにいらっしゃる方から「お経のCDが欲しい!」と言われることもあるので作ったものです。

レコーダーで録音し、こちらも不慣れながら自分でPCで編集して作りました。
重誓偈(じゅうせいげ)・十二礼(じゅうにらい)・正信偈(しょうしんげ)という3種類のお経と短念仏回向、坊守による歎異抄(前序〜第10条)の朗読が収録されています。


まずは12月8日の記念行事でプレゼント……と思ったのですが製作費もかかってしまっているので、実費ぐらいで販売させていただく予定です。

ご来場予定の方、よろしければぜひ手におとりください。
また行事の後は なごみ庵に在庫があると思いますので、そちらでお求めいただければと思います (^人^)

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『仕事文脈』さんに記事掲載 [その他色々]

『仕事文脈』という雑誌から依頼を受け、記事を書かせていただきました。
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それが手元に届いてページをめくっていると、仏教系ではない雑誌や書籍から原稿依頼を受けたのって初めてじゃないかな、と気付きました。
別の業界から頼まれごとをするのは、なんだか嬉しいです ٩( ᐛ )و

『仕事文脈』は今回で15号、特集は「時間問題」。
さまざまな分野の方が、「時間」をテーマに書いています。
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私は「劫と刹那」と題して書かせていただきました。
「劫(こう)」は仏教的な時間の単位で、非常に長い時間のことを意味し、逆に「刹那(せつな)」は非常に短い時間を意味します。

僧侶として書いたので仏教用語を使ってはいますが、仏教系の本ではないので肩の力を抜いて気楽に書けました。
タイムスリップをした時に生存率が上がる方法も書いてありますので、興味のある方は大きな書店でお求めいただくか、ネットでご注文ください。

もしくは当庵にいらっしゃればお読みいただけます (^人^)

出版社:タバブックス
http://tababooks.com

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坊主めくりカレンダー [その他色々]

ワタクシ、カレンダーになりました!

とは言っても当然ソロではなく、特徴的な活動をしている全国各宗派の僧侶31名による日めくりカレンダー、その名も「坊主めくりカレンダー」です(笑)
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月表示と曜日表示が無い、いわゆる万年カレンダーで、1日ずつ僧侶が1名登場します。

私はやはり「死の体験旅行」で知っていただいていることが多いので、4日を担当しました。
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……ちょっと写真も顔も怖い感じですかね (^_^;) 
怖いと思った方は左下のスマイルを見て癒やされてください(逆効果?)

このカレンダーの発案者は、京都の浄土宗、池口龍法さんです。
池口さんはフリーマガジン『フリースタイルな僧侶たち』を発行したり寺フェスを運営したり仏教アイドルをプロデュースしたりと、伝統的な仏教の世界に風穴を空け続けている方です。

以前にお会いしたとき、「面白い坊さんはダマになる」とおっしゃっていましたが、ダマになった坊さんを集めて団子にしたのがこのカレンダーなのかもしれません。

一般にも発売していて、Amazonでも買えますし出版の便利堂さんでも買えます。
http://www.kyotobenrido.com/shopdetail/000000001812/

また東急ハンズにも置いてあるそうなので見に行くと…
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下の方にひっそりとありました(笑)
そしてこのジャンルでの松岡修造さんの強さたるや!
ちょうど目の高さ中央に3種類並んでいます。
坊主31人がかりでも敵いません (>_<)

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富岡龍光寺のお十夜 [その他色々]

製糸場が国宝になったことで有名な、群馬県の富岡に行って参りました。

「関東三大お十夜」として名高い、浄土宗 龍光寺のお十夜法要に法話でお招きいただいたのです。
実はこちらの副住職とは「未来の住職塾」でご一緒し、同年齢だったこともあって意気投合し、それ以来のお付き合いです。規模の大きな法要に、他宗派の私をお招きくださいました。

龍光寺さんは富岡製糸場のすぐ近くにあり、またそこで働いていて亡くなった工女さんのお墓が多くあり、観光で訪れる方も多いお寺です。私もせっかく富岡まで行くので、早めに向かいました。


高崎駅まで新幹線、そこから上信電鉄という懐しい雰囲気の電車(自動改札じゃなく、久々にあのカチカチ鳴る切符切り!)に乗り上州富岡駅で下車。

まずは腹ごしらえと、駅と製糸場の間にある「上州路うどん さくら」さんに入り坦々ひもかわうどんを注文しましたが…
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うどん切り忘れてますよ〜〜〜〜!

いえいえ、この一反木綿みたいのが名物ひもかわうどん。幅5cmほどあり、「1枚1枚」ずつ食べていきます。
以前に乾麺で食べたことはあるのですが、こちらはお店で打っているそうで、モチモチ感が違いました。
野菜もたっぷりで食べごたえのある一品です。

お腹も満ちて、ゆっくりと富岡製糸場を見学。
入口で「和服の方へプレゼント」と缶バッジをいただきました。いつもの作務衣姿に、荷物を減らすため足袋草履だったのでラッキーでした ٩( ᐛ )و


見学を終え、5分ほど歩くと龍光寺さん。
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山門の彫刻が素晴らしい出来映え。
お寺の名前にちなんでか、多くの龍が彫られています。

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お十夜は浄土宗で大切にされている法要ですが、龍光寺さんのお十夜は地域のお祭りにもなっているようで、境内には露店が建ち並び、大勢の老若男女が楽しそうに行き来していました。

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昼の法要の前には、富岡製糸場から龍光寺さんまでの稚児道中があります。雅楽の僧侶と副住職、お寺の幼稚園児のお稚児さんとともに、ちゃっかりこちらにも混ぜていただきました (^_^;) 



お寺に戻り午後と夕方には法要があります。
法要だけでなく、太鼓の演奏や合気道の演舞、幼稚園児の稚児舞や浄土宗の大数珠繰り(楽しい)、そして法話があり、本当に盛大なお祭りをどっぷりと楽しませていただきました。

以下は友人である副住職撮影の写真です。
雰囲気のある写真が多いので、じっくりお楽しみください (^人^)

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夕暮れ時を迎えると、境内はいよいよ賑やかに。

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太鼓パフォーマンスグループ、秋桜さんの迫力ある演奏。

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可愛らしい稚児舞。この時は本堂は親御さんや祖父母さんで満堂だったのですが…

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法話の頃にはス〜っと人波が引けていきます(涙)
でも残って聞いてくださる方は、熱心に耳を傾けてくださいました。

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浄土宗の数珠繰り。やっているうちに、なんだか楽しくなってしまいます。

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