Q「お釈迦さまと阿弥陀さまは、どう違うんですか?」
- その他色々
A
どちらも「仏さま」と呼ばれる悟りを開いた方ですが、お釈迦さまは約2500年前のインド北部に実在した人物、阿弥陀さまは経典の中に登場する実在の存在ではないお方で、「宗教的表徴表現」と言います。
インド北部の農耕民族、シャカ族(「お釈迦さま」という尊称は出自の氏族名から来ています)の王子であったゴータマ・シッダールタという青年が、家族や王位継承権を捨て出家し、6年の苦行を経て悟りを開きました。
一方阿弥陀さまは経典によると、法蔵という名の王であったが王位を捨てて世自在王仏の弟子となり、果てしない修行を経て悟りを開き、阿弥陀仏となります。
どちらも王族でありながら、立場を捨てて出家し悟りを開く、という非常に似た足跡です。お釈迦さまの生涯をモデルとして、経典の阿弥陀さまが形付けられていったのではないでしょうか。