あの有名な護国寺で、というか正確には隣接する真言宗豊山派宗務所で、「金子みすゞ ひとり舞台」の公演のご縁がありました。今まで各宗派のご縁がありましたが、真言宗はこれが初めてです。

今回は豊山派寺院で運営している幼稚園・保育園の先生向けの講習ですので、観て頂くのは普段と違い、若い先生方です。数年前にも仏教系の幼稚園・保育園の先生向けのご縁がありましたが、やはりこの時期で、夏休み中の研修ということのようです。

盛りだくさんの内容で、午前中は第1講として腰塚勇人(こしづか はやと)氏の講演。元教師で、大けがをしてクビから下が動かなくなってしまった方と聞いておりました。

お芝居の時は早く現地入りするので、腰塚先生の話を聴きに行くと…
あれ? 立ってお話しをされている??

準備もあるので全ては聞けなかったのですが、懸命のリハビリを経て、奇跡的な回復をされたのだそうです。とは言っても完全に元通りに動けるわけではないようで、歩き出すと少し不自由なご様子でした。
腰塚勇人さんHP http://inochi-jyugyo.com

私たちの出番は午後。第3講として私の法話が40分。第4講としてお芝居。
皆さん「あれ? 第2講は?」と思われましたか?

私もプログラムを見て驚いたのですが、昼食の時間が第2講に充てられています。「食事作法(じきじさほう)」と言って、真言宗僧侶の食事の作法を学ぶようなのですが、お昼休みも講義なんて先生がた大変です。

第3講は私のお話。みすゞさんのことも当然解説しましたが、私が以前から注目している大石順教尼さんが真言宗の尼僧ですので、その方のお話しもしました。けど、あまりご存知の方がなく、知名度はそれほど高くないようです。

第4講はお芝居。会場は真っ暗になりましたので、朝から講義が続いて皆さん眠くならないかな…と心配でした。舞台から会場の様子はほとんど見えませんので、その心配が当たっていたか外れていたか…それは不明です (^_^;)