1日目はこちら

そんなこんなで2日目。
台風は日本海側に抜けたものの、大阪は朝から大雨です。

そんな中、「御堂筋」の名称の由来となった浄土真宗の東西本願寺別院をお参りさせて頂きます。

こちらは大谷派(お東)の難波別院、通称 南御堂
あまり段差のない平たい作りになっていて、その部分が北御堂と対照的です。平成30年7月現在は大掛かりな工事が行われていて、宿泊施設を兼ねた山門を建築しているとのことでした。


こちらが昨晩も訪れた本願寺派(お西)の津村別院、通称 北御堂
南御堂に比べ上方向に建築されていて、写真では巨大さがイマイチ伝わらない本堂はエレベーターでも上がることができます。

両御堂をお参りした後は、以前からお参りさせて頂きたかった東大阪市 往生院六萬寺さま。こちらはお坊さんQ&A hasunohaで親交のある川口英俊さんが副住職を勤めるお寺です。

往生院六萬寺HP http://oujyouin.com
hasunoha 川口さんページ https://hasunoha.jp/users/16

有名な花園ラグビー場の最寄り、東花園駅まで車でお迎えを頂戴し、大阪を一望できる高台のお寺へ。


こちらの往生院六萬寺さま周辺は、古くは修験道の修行場だったそうです。しかも、そういった山は女人禁制という場合が少なくありませんが、こちらは男女平等に修行ができる珍しい場所でした。

ごく最近(平成30年4月)に滝行場の跡と思われる台石が発掘され、そこから整備を行い、長い時を経て滝行のお寺として6月末に復活したばかり。
「せっかくですので」とお誘い頂き、私も人生初の滝行にチャレンジさせて頂きました。

お寺の奥の高台から、さらに山中に踏み込んで10分ほど歩くと滝行場に到着します。
白いふんどしと白衣に着替え、川口さんを導師として読経。


先に川口さんが見本を見せてくださいました。
大音声で真言を称えていらっしゃるので、雄々しい表情です。


見よう見まねで私。
真言は知らないので、浄土真宗のお経「重誓偈」を称えますが、フタ空けっぱなしのコーラみたいな表情(笑)
自分が普段、どんな表情で読経しているのかが分かりました (^_^;) 

雨とはいえ蒸し暑い時期でしたので、始める前は「気持ち良さそうだな〜」と思っていましたが、やはりそこは山の水。思ったよりも冷たくて、打たれ続けながら声を出すのは少し難しいほどです。こういう時は、淡々とした読経よりも、声を張って真言を称える方が適しているのだな、と感じました。


ということで2日間の大阪行。
結局プランを立ててて訪れたのは全てお寺でした(笑)。

台風の接近で一時は訪問も危ぶまれましたが、なんとか無事に往復することができました。
ただ、翌日から西日本を中心に記録的な大雨の被害が広がり、多数の犠牲者が出ております。
衷心より哀悼の意を表します。