製糸場が国宝になったことで有名な、群馬県の富岡に行って参りました。

「関東三大お十夜」として名高い、浄土宗 龍光寺のお十夜法要に法話でお招きいただいたのです。
実はこちらの副住職とは「未来の住職塾」でご一緒し、同年齢だったこともあって意気投合し、それ以来のお付き合いです。規模の大きな法要に、他宗派の私をお招きくださいました。

龍光寺さんは富岡製糸場のすぐ近くにあり、またそこで働いていて亡くなった工女さんのお墓が多くあり、観光で訪れる方も多いお寺です。私もせっかく富岡まで行くので、早めに向かいました。


高崎駅まで新幹線、そこから上信電鉄という懐しい雰囲気の電車(自動改札じゃなく、久々にあのカチカチ鳴る切符切り!)に乗り上州富岡駅で下車。

まずは腹ごしらえと、駅と製糸場の間にある「上州路うどん さくら」さんに入り坦々ひもかわうどんを注文しましたが…

うどん切り忘れてますよ〜〜〜〜!

いえいえ、この一反木綿みたいのが名物ひもかわうどん。幅5cmほどあり、「1枚1枚」ずつ食べていきます。
以前に乾麺で食べたことはあるのですが、こちらはお店で打っているそうで、モチモチ感が違いました。
野菜もたっぷりで食べごたえのある一品です。

お腹も満ちて、ゆっくりと富岡製糸場を見学。
入口で「和服の方へプレゼント」と缶バッジをいただきました。いつもの作務衣姿に、荷物を減らすため足袋草履だったのでラッキーでした ٩( ᐛ )و


見学を終え、5分ほど歩くと龍光寺さん。

山門の彫刻が素晴らしい出来映え。
お寺の名前にちなんでか、多くの龍が彫られています。


お十夜は浄土宗で大切にされている法要ですが、龍光寺さんのお十夜は地域のお祭りにもなっているようで、境内には露店が建ち並び、大勢の老若男女が楽しそうに行き来していました。


昼の法要の前には、富岡製糸場から龍光寺さんまでの稚児道中があります。雅楽の僧侶と副住職、お寺の幼稚園児のお稚児さんとともに、ちゃっかりこちらにも混ぜていただきました (^_^;) 



お寺に戻り午後と夕方には法要があります。
法要だけでなく、太鼓の演奏や合気道の演舞、幼稚園児の稚児舞や浄土宗の大数珠繰り(楽しい)、そして法話があり、本当に盛大なお祭りをどっぷりと楽しませていただきました。

以下は友人である副住職撮影の写真です。
雰囲気のある写真が多いので、じっくりお楽しみください (^人^)


夕暮れ時を迎えると、境内はいよいよ賑やかに。


太鼓パフォーマンスグループ、秋桜さんの迫力ある演奏。


可愛らしい稚児舞。この時は本堂は親御さんや祖父母さんで満堂だったのですが…


法話の頃にはス〜っと人波が引けていきます(涙)
でも残って聞いてくださる方は、熱心に耳を傾けてくださいました。


浄土宗の数珠繰り。やっているうちに、なんだか楽しくなってしまいます。