もう3日経ちますが、4月6日は私にとって大切な日です。

2009年の4月6日で、結婚7周年の記念日。同じく、なごみ庵開所3周年記念日です。

なごみ庵は「お寺のタマゴ」と銘打っていますが、相変わらずタマゴのママです。
もっと貪欲にならないと、いつまでたってもタマゴのままだろうなぁ、と思いつつ、それでも良いか、なんて思ったりもします。


それで、メインは夫婦の話です。

基本的に赤の他人としてこの世に生まれて、不思議なご縁によって一組の男女が夫婦となる。夫婦の数だけ夫婦の形があると思いますし、もちろん離婚する夫婦もいる訳です。

生まれた時も場所も違えば、いのちを終える時も場所も、事故でもない限り違う訳です。自分が後になったときの事を考えると、イヤだなぁと思う反面、相手にそんな思いをさせるのも申し訳ないなぁ、と思います。
私がお勤めした葬儀で、奥さんに先立たれたご主人が「この思いを妻にさせなくて済んでホッとしている」と絞り出すようにおっしゃっていました。なんて優しい方なんだろう、どれほど奥さんを愛していたんだろう、と胸が熱くなりました。

でも、どんなにイヤだろうと、その時は必ず訪れます。それも、明日なのか50年後なのかわかりません。生きる事って、つらくて大変なことだなぁ、と感じます。

幸い自分は仏教と出遇いました。人生を歩く杖のように感じています。これがあれば、何があっても大丈夫、とまでは自信が持てませんが、一度手にすると、それが無い事は不安です。
新聞社などがアンケートをとると日本では「無宗教」と答える方が多いそうですが、よく不安なく過ごせるなぁ、強いんだなあ、と感じます。

そんな事を考えた、結婚7周年となごみ庵開所3周年と3日目の夜でした。