5月24日、知人の主催するコンサート「はぎた雅子&カンテレーナ」に出かけてきました。ちなみにタイトルは、司会の方が最初に発したひと言。

コンサートは、フィンランドの楽器である「カンテレ」で様々な曲目を演奏するというもの。ちなみに「カンテレ」とはフィンランドの民族楽器で、その名を初めて耳にした方が多いのではないでしょうか。私も今日までまったく知りませんでした。

Wikipedia カンテレ詳細ページ

カンテレは「ハープのような」と表現される事が多いようですが、日本のお琴にも似ています。上から見た形は、1人で抱えられる程度の大きさの、グランドピアノのような形状。ふたは無く、弦がたくさん張り巡らされています。これをお琴の様に爪弾くのですが、真ん中に穴が開いているのはギターにも似ています。

音は、あまり大きな音が出ないようで、とても繊細です。古今東西の有名な曲を中心に、合奏で、あるいはソロで演奏をして頂きました。その演奏を聞きながら…


雪に閉ざされたフィンランドの冬。しんしんと降る雪に音は吸い込まれ、耳が痛いほどの静寂があたりを包む。暖炉の暖かい灯りに照らされた部屋の中で、カンテレを爪弾く父を囲むように家族が集まっている…


そんな情景が目に浮かぶ、心豊かなひと時を過ごすことが出来ました。