前進座という大きな劇団が、数年前から「法然と親鸞」という舞台を全国各地で上演しています。タイトル通り、浄土宗の開祖法然さんと、浄土真宗の開祖親鸞さんを主人公に据えた、スケールの大きそうなお芝居です。3年後の2012年には、法然上人の800回忌と親鸞聖人の750回忌が同時にやってくるので、その記念公演でもあります。

で、私の友人が前進座に所属しているのですが、当初はこのお芝居には出ていませんでした。しかし配役変更で出演が決まり、今年11月から渋谷の青山劇場で公演するのを楽しみにしておりました。
しかし今回、東北巡業の前にゲネプロ(本番同様の稽古)をするので見に来ないか、というお誘いがあり、喜び勇んで行ってきました!

場所は吉祥寺の前進座劇場。500〜600名は入れそうな立派な劇場で、花道もあります。キャスティングの人数も大勢で、衣装もセットも豪華で舞台転換も見事でした。普段は小劇場の芝居しか見ないのですが、また違った味わいがあります。

お芝居は、もちろんよく知っている法然さんと親鸞さんの物語なので、記憶をなぞりながら観ていました。ただ活字で読むのと、俳優さんが生で演じるのとはまた違いますね〜。私の琴線に触れる場面では、何度も涙が溢れ出ました。

勤めているお寺でも、ぜひご案内をさせていただこうと思います!

前進座「法然と親鸞」情報ページ
http://www.zenshinza.com/stage_guide/hounen/hounen_index.html