暗闇の中を歩き始めて1.5キロほどの場所に玉体杉という場所があります。ここから京都御所が見え、天皇(玉体)の無事を祈願するのだそうです。
- 比叡山 回峰行
5キロほどの元三大師堂にて小休止。ここから10キロ地点の日吉大社まではずっと急な下り道、車道と接する場所が無く、途中リタイヤが出来なくなります。
途中でようやく空が白んできました。
山を降りきった10キロ地点の日吉大社で小休止。さすがに皆さん座り込んでいます。
ここから少し進むと、滋賀院にて大休止&朝食です。皆、頑張って進みます。
写真はタイのお坊さん。オレンジの袈裟はよく見ますが、体にピッタリとした服はスポーツウェアっぽい感じです。
「タイのお寺で支給されるんですか?」と聞くと「これはアンダーアーマーです」とおっしゃる! タイのお坊さんが最新のスポーツウェアを着ているとはビックリです。
滋賀院でしばらく休憩し、パンと飲み物を口にしてから再出発。間もなく長い登りにさしかかりますが、しばらくの間、車によるピックアップができず、やはりリタイヤ不可となります。
下りで体力を使い果たしたのか、年配の方や女性の方が遅れ始めました。私は比較的調子も良く、体力も余っていたので、その方々をフォローしつつ最後方のグループに入りました。
暗い山道で崖があると、底が見えなくて怖いです。しかし明るくなると崖の底が見えて、また違った怖さがあります。
登りきる直前の無動寺明王堂にて最後の休憩。ここでもこっそり阿闍梨さまを撮影。
ここからは登りも緩くなり、最後の3キロを一気に進みました。
宿に戻ってひと風呂浴び、休む間もなく閉会式、懇親会へ。
厳しい試練を共に経験したせいか、とても結束が固くなったような気がします。住む地域も宗派も違うメンバーですが、この経験で出来た繋がりは大切なものになってくれそうです。