きのう聞くも 今日またきくも ぜひに来いとの およびごえ
What I heard yesterday, and today again, is the Buddha’s voice calling me to come without fail.
お軽

 今年のカレンダーの法語は様々な念仏者や僧侶の言葉から選ばれており、5月は妙好人のお軽さんの言葉です。
 お軽さんは、江戸時代の末期(1801年)、現在の山口県下関の沖に浮かぶに六連島で生まれました。金子みすゞさんも同じ山口県の出身ですから、昔からこの近辺は浄土真宗に熱心な人物を輩出する土地柄だったのでしょう。
 お軽さんはみすゞさんと違い、少女時代は非常に活発、というかおてんばだったようで、地元の若者には「お軽と夫婦にはなりたくない」と陰口を言われていたようですが、やがて幸七という夫を迎えることとなりました。