「金子みすゞ いのちへのまなざし」は各宗派のお寺さんからお招き頂き、昨年平成26年には日本八宗すべての宗派での公演が叶いました。

しかし「恵信尼ものがたり」は、浄土真宗 宗祖の親鸞聖人と奥さま 恵信尼公の物語です。他宗派寺院からお声がかかることは、まず無いと思っていました。

しかし!! 以前に「金子みすゞ」でご縁を頂いた臨済宗 東光禅寺さまとの再びのご縁が、この「恵信尼ものがたり」でした。
失礼ながら、「え? 何か間違っているんじゃないか!?」と思ってご住職に何度も確認してしまいましたが、間違いないとのこと。

そして当日。しつこいようですが、ご住職に改めて確認させていただきました。すると「今は宗派にこだわる時代ではないですので、どうぞ檀家さんたちにお伝え下さい」といったお言葉を頂戴し、なんて大らかな方なんだろうと感動してしまいました。

東光禅寺さま 山門

春彼岸の快晴の中、ご本堂

他宗派での公演ということもあり、私の最初の前説は、日本史の授業風に始め、そこから公演に入りました。ご参詣の皆さま、それはもう熱心にご覧くださいました。

観劇する側としては、あまり宗派というのも関係ないのかもしれませんね。