忘れても 慈悲に照らされ 南無阿弥陀仏
Though I may forget, I am always illuminated by the Great Compassion of Namo Amida Butsu.
浅原才市

 今年のカレンダーの言葉は、様々な念仏者の言葉から選ばれており、11月の法語は妙好人として名高い浅原才市さんの言葉です。ちなみに妙好人とは、非常に熱心な念仏者のことを指します
 才市さんは江戸末期から昭和初期、島根県の方です。父親がお寺で役僧をしていて、その薫陶を受けたのでしょうか。ご本人は大工さんで、晩年は下駄職人をされていました。仕事のかたわら、かんなくずや木片に素朴な仏教詩を書いたものが今に伝わっています。その詩のほとんどに「なむあみだぶつ」とお念仏が書かれているのが特徴です。