みらい ２０１１年１月

寒風吹きすさぶ中、今年第１回目の「みらい」がありました。

最初は「人数少なめかな？」と心配していましたが、徐々に集まり、最終的には先生・世話人さん含め８名に。

今回のお題は新年らしく「１人ずつ、今年の夢や目標を語る」というもの。

まず１人が夢や目標を発言し、その後メンバーが質問や意見や感想を述べます。そしてまた発言者が、言われた事に対してどう感じたか、を話す、という流れ。

注意するのは「いま、ここ」という事と、共感という事です。

例えば誰かが「今年はイタリア旅行に行きたい！」という夢を言ったとします。それに対し「私、去年行ったんだけど、あそこのレストランが良かったよ」というのは単なる情報で、「いま、ここ」で発言者の気持ちをを尊重していない、という事になります。

また、「私もイタリア行きたい！　私は映画の舞台になったアマルフィがいい！」なんて言うのは共感ではなく同感になってしまっているという事です。

夢・目標の発言者は良いとして、他のメンバーは上記の注意点を聞いたからだと、意外と発言しにくいものです。

「これって単なる情報かな？」とか「これは共感じゃなくて同感だよな…」とか、躊躇してしまいます。

それでもポツポツと意見や質問が出て、意外と１人ずつ時間がかかります。結局８人中５人が話したところでタイムアウト、あとの３名は次回に持ち越しとなりました。

さて、私が発表した今年の「夢・目標」は…

１：今まで筆が我流だったので、きちんと書道を習う事。

２：正座が大変なので、ダイエット。

３：なごみ庵を、本山から一施設として認めてもらう事。

４：宗派の大切な書物である『教行証文類』を通読する事。

５：「金子みすゞ　ひとり舞台」の１００回公演達成。

…以上の５つでした。

やっぱりお寺という特殊な世界の事なので、最初は皆さん興味の湧いた事から話しかけてくれます。まず感じた事は、自分の夢・目標に対して人が興味を持ってくれる嬉しさでした。

また、ある方が「５つとも全部仕事に関わる事なので、仕事に対して熱心な印象を受けた」と言ってくれて、自分でも言われて初めてそれに気づきました。

自分の事なのに、人に言われて気づく事があるのですね。