僧侶のためのグリーフケア連続講座in東京 第3回目 [カウンセリング]
連続講座、早くも折り返しの第3回。前回と間があまり空いていませんので、他の受講生とも親交が深まっています (^_^)
インターンの くじらさんによるチェックイン、今の気持ちを短歌で詠むという想定外のもの。
でも古文や和讃に接する機会の多い僧侶たちですから、けっこうサマになっていたんじゃないかと思います。
午前中は3〜4人のグループに分かれて「これまでに遺族とのやりとりで後悔した、戸惑った瞬間」を模造紙に書きだしていきます。それぞれの後悔や失敗が書き出され、次いでその時どう対処すればよかったか、などを考えあいます。
多く出た体験談としては、早逝・事故・自死などでの葬儀や法要の際、適切な言葉をかけられなかったり、法話ができなかった、というものでした。
大雨のため、昼食は増上寺内の職員食堂(あるんですね〜!)で頂きました。
そして午後はロールプレイをみっちりと。
3人1組になり、聴き手の僧侶役・話し手の遺族役、観察者を交互につとめます。遺族役の設定がかなり細かくしっかり決まっていたのが印象的でした。
私は「横浜相談ボランティア研究会」に長年所属していて、ロールプレイや傾聴にある程度慣れていましたが、同班のSさん、そしてSさん(笑)は「なかなか話を聞く事に徹するのが難しい。自分で『話しすぎている』と分かっているのに、話すことを止められなかった」とおっしゃっていました。
やはり普段法話をしたりお寺の説明をしたりと、話すことに慣れているせいか「聞かなくちゃ」と頭では思いつつも、ついつい口が動いてしまうようです。
他にも様々なミニワークなどが連続して行われ、講師の尾角光美さん、よく色々知っていらっしゃるな…思いつくな…と感心してしまいます (^_^;)
台風18号の影響で、外は大雨。
で、この写真は何だと思いますか?
答えは尾角さんのワンピースの柄。
天気に合わせて「水玉模様」ならぬ「雨粒模様」です
天気に合わせて服のデザインを選ぶなんて、年がら年中 作務衣の私には全く考えつかないことでした。学んでいるグリーフケアとは直接関係ないのですが、対人援助をするにあたって、こういった細やかさって大事なんだろうな…とふと思って写真を撮らせていただきました (^_^)
次回はグリーフケアに力を入れていらっしゃる、千歳烏山の存明寺さまに伺い、いろいろお話をお聴きできます。開講前から楽しみにしていた回ですので、今から待ち遠しい気持ちです。
存明寺HP http://zonmyoji.jp
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