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2019年11月号 [和庵だより]

◇ キリスト教の終活フェア出演 ◇

10月14日、台風19号が過ぎ去った東京大田区蒲田の産業プラザPioで「キリスト教目線から考えるライフエンディングフェア2019」というイベントが開催され、なぜか仏教僧侶の私がパネルディスカッションの場に登壇することになりました。

ライフエンディングフェア3.jpg
色々と準備した上で話す講演と違い、こうした形式は慣れていません。しかも会場は基本的にクリスチャンの方ばかりでしょうし、またご高名な宗教学者の島田裕巳先生(写真右から2番目)、東京基督教大学 神学部学部長の大和昌平先生(右から3番目)、進行役としてキリスト教新聞社社長の松谷信司さん(左端)と一緒の登壇と、何もかも勝手が違う環境でした。

しかし、事前に登壇者と昼食をご一緒しながらお話ししてリラックスでき、また なごみ庵でも告知していましたので7名さまほど応援団がいらしてくださり、心強さを感じました。

パネルディスカッションに先立ち島田先生の講演がありました。島田先生は『葬式は、要らない』や『戒名は、自分で決める』という本を出されていて、お坊さんには大変不評を買っている方です(笑)。しかしお話ししている内容は、少し極端かなと思う部分はあるものの、時代が変われば物事も変わっていくという、まさに諸行無常と感じるものでした。

そして牧師でもある大和先生ですが、もともとは浄土真宗の信仰篤い祖母に育てられた影響で親鸞聖人への尊敬の念がおありとのこと、また京都の佛教大学・大学院で学ばれ、仏教にとても造詣の深い方です。現在大学では東洋思想を受け持ち、なんと親鸞聖人の語録である『歎異抄』を扱っているとのこと。なごみ庵の法話会でも昨年から今年にかけて『歎異抄』を扱いましたが、キリスト者がどうお話しされるのか、ぜひ一度お聴きしてみたいと強く思いました。


◎ お 知 ら せ ◎

◎おてランチ〜語らい&味わい〜 11月19日(火)11時より 参加費1000円
最近あった楽しいことや悲しいこと、驚いたことなどを話したり聴いたりして、その後は皆さんで美味しいカレーをいただきます。準備の都合上、出欠のお知らせをお願いします。

◎自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間 東京」12月1日(日)16時 築地本願寺にて
例年通り12月1日に築地本願寺で自死者追悼法要を開催いたします。
寺報をお送りしている皆さまはもちろん、親戚や友人でお身内が自死をなさって悩んだり苦しんだりしている方がいらしたら、資料をお渡しいたしますのでご連絡ください。
また、直接ご参加になれなくても、亡くなった方にメッセージを送り、お名前を奉読するための用紙がありますので、こちらもご連絡いただければお渡しをさせていただきます。

◎宗教法人化記念行事&報恩講 12月8日(日)13時 東神奈川かなっくホールにて
先般よりご案内の通り、今年の報恩講は なごみ庵の宗教法人化記念行事を兼ねて開催します。
ご講師はNHKシブ5時でお馴染みの釈徹宗さん、開式時間は13時です。
なごみ庵の縁人会員の皆さま、および同伴の方は事前予約可能です。300名入るホールですので、ぜひ皆さまご家族・ご友人などお誘いいただき、ご協力をお願いします。

◎インターネットで記事連載中
・方丈社マガジン「一人称、二人称、三人称の死をおもう」
 http://hojosha.co.jp
・お寺のじかん「お寺はじめました」
 https://www.otera-no-jikan.com

◦神之木地区センター写経会 11月5日(火)・19日(火) 18時30分
◦死の体験旅行
 11月20日(月) 19時 豊島区 金剛院
 12月19日(木) 18時30分 神奈川大学 生涯学習講座
◦自死遺族の集い 10月24日(木)・11月28日(木) 10時30分 築地本願寺にて

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