『死ぬときに後悔すること25』読了 [カウンセリング]
『死ぬときに後悔すること25』 大津秀一著 到知出版
純粋なカウンセリングの本ではありませんが、生老病死の悩みに寄り添いたいと思っている私は、この一冊を「仏教カウンセリング」のコーナーでご紹介したいと思います。
タイトル通り、終末医療に携わる筆者が、その経験の中で感じた死を迎える者の後悔を、例を挙げながら紹介をしています。テレビ番組でも紹介されたようで、図書館で借りるまでだいぶ時間が掛かりました。
各項目、どれも感じるものがあります。この世に生を受けた以上、いつか必ずいのちを終える事は確実な私たちです。しかしその事に目を背け、考えたくないと遠ざけてしまいます。しかし、様々な状況を考えて人生設計をする私たちなのですから、確実にやってくる事を考えないのは愚かな事なのかもしれません。
24番目の項目として「神仏の教えを知らなかったこと」があります。僧侶として、とても気になる項目です。死を身近に迎えた時に訪れる苦悩や恐れの一部を、信仰が取り除いてくれる可能性について記されていました。
コメント 0