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みらい 7月 [カウンセリング]

数日前に梅雨明けをし、暑〜い中、カウンセリンググループ「みらい」の会がありました。
今月O先生が用意してきたのは「無人島SOS」というワーク。なんだかタイトルだけで面白そうです♪

まずプリントを各メンバーに配ります。プリントには「ナイフ・はし・マッチ・おなべ・おの・ウイスキー・ロープ・海の地図・テント・毛布・時計・ラジオ・くすり・さいほう道具・カメラ・タオル・えんぴつ・ノート・望遠鏡」という文字と、その隣にカッコが。さらに空欄のカッコがいくつか並んでいます。

で、先生が「船で旅行をしていたところ、嵐で座礁をしてしまい、無人島に上陸しなければならない。沈むまで時間が無いので、プリントに書いてある物の中から3つ選んで島に持っていける。もしかしたらあと2つ持っていけるかもしれないので、優先順位をつけて5個まで選んで下さい。」とおっしゃる。
ちなみにプリントに書いてないものを、空欄のカッコに書き入れてもOK。

みんな一斉にプリントとにらめっこを始めますが、なにしろ沈没まで時間がないから急がないといけません。
え? 私?
もちろん空欄に「仏さま(仏像)・お経本・お念珠」と書きました……というのはウソで(笑)、マッチや斧を選びました。

選んだあとは、隣の人とプリントを見せ合いながら話す時間を設けます。参加者は8名いたので4組出来たのですが、私の組は4つの品が重なり、別の組では1つも重ならないという場合もありました。
そしてその後、全員で感想を話していきます。


このワークの目的は、「他者との考えの違い、経験の違いを理解する」という所にあります。
まず5つの物を選ぶのは、それぞれ個々の考えと経験でベストの選択をするわけです。その状態で隣の人のプリントを見た時「え、何でそれを選ぶの? これを選ばないの? あ、それにしたんだ!」などと感じます。

ポイントは、ストーリーに細かい状況設定がしてない事。暑い島なのか寒い島なのか、大きいのか小さいのか、助けが来るのはいつなのか、自分で脱出しなければならないのか。そういう設定は一切ありませんから、各人が状況を想像して5つの物を選んでいるんです。

ですので、最初自分と選択が違う事に興味を持ったり戸惑ったりしますが、話しているうちに「ああそうか、なるほどね」と理解する事ができます。つまり、どの人の選択も、その人にとって正しい選択である。それを感じるワークなのだと思います。

一通り済んだ後、O先生からクライアントの考えや行動に共感を深める事、またカウンセリングの場では評価を行わない事を聞き、今日のワークの意味が、より深まりました。

後半、話題が多岐に渡った時、Sさんから仏教の話題も出て、個人的にはとても内容の濃い勉強会になったと思います。

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土佐っ子

テント・くすり・カメラ・ラジオ・望遠鏡。

体力を消耗するので、テントの中でじっとして、
ラジオや望遠鏡で時を過ごしつつ、生還したら
ブログアップするので、カメラ。

しかし、私の必需品はこれ!
メガネか、つけっぱなしOKのコンタクトレンズ!
恐らく、近眼の人はこれがないと生きていけましぇん。
あと、できたらイケメン。人はNGでしょうか?
遭難も、1人かイケメン(Or美女)といっしょかにより、
生きるモチベーションがまったく違います。きっと。

さらに、現代はiPhone4(笑)。これひとつでOK(笑)
10代20代とかは、絶対に携帯って言うと思います。
携帯は世界と可能性広げますが、ある意味、脳内の
空想世界を一部狭めるのでしょうか?
by 土佐っ子 (2010-07-23 16:46) 

ボーズandカナコ

>土佐っ子さん
みらいの会では2パターンの思考がありました。1つは自らの力で生き延びる派。もう1つは物が尽きるまで生命をつなぐ派。土佐っ子さんは後者のようですね (^_^;)

私は視力は問題ないので、眼鏡は想定外でした。でも、他の参加者も書いてませんでしたので、身に付けるものとして洋服とかと同じ感覚だったのかもしれません。

iPhoneとか携帯は…圏外だったら使えませんよ(苦笑)。充電切れても使えませんし。

人を連れていけるとしたら…ランボーかなぁ。どんな状況でも彼がいれば大丈夫!!
by ボーズandカナコ (2010-07-23 23:12) 

土佐っ子

あぁ、そうですね~、2パターンの思考。
30代半ば頃までの私ですと、間違いなく前者でしたね、
ランボー型(笑)。逆は何型でしょうか?
ところでボーズ様、これ詩人のランボーじゃないですよね(笑)?

30代半ばから40代前半あたりに、メンタル系の疾患を患ったので、
その後はやや意識的に、ランボー型思考を避けてる感じがします。
人がいればいいと思ったのは、その時に相談した信頼のおける
カウンセラーさんから、「もっと人に頼ったり助けを求めたほうがいい」
とのアドバイスが残ってるからかも知れません。

当時は5人くらいの方のカウンセラー、治療を受けましたけれど、
話していて安心できたのは、上記の方のおひとりのみでした。
不用意な一言に、どっと疲れて悪化したこともありました。

ボーズ様が、これからたくさんの研鑽を積まれて、
いろんな方の命の支えになっていかれることを、望んでいますね。
by 土佐っ子 (2010-07-25 12:34) 

ボーズandカナコ

>土佐っ子さん
詩人じゃない方のランボーです(笑)。

身体の病気を診る医師も、ただ技術があって薬の見立てが良いだけではダメで、やはり人柄とか患者との相性が大切だと思います。

メンタル面の医師やカウンセラーなら、尚更そうでしょうね。
by ボーズandカナコ (2010-07-25 15:02) 

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