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自死・自殺に向き合う僧侶の会 [カウンセリング]

この記事をどのジャンルに入れようか迷いましたが「カウンセリング」の項に入れました。

5年ほど前に超宗派の僧侶有志によって「自殺対策に取り組む僧侶の会」が結成されました。当初からお誘いを受けていたのですが、その頃は自信が無く、なんとなくそのままにしてありました。
しかし最近またご縁があり、会のメンバーとして末席に加えて頂く事となりました。

会の活動は主に三本柱。
1:自死を考えている方との手紙相談(随時)
2:自死者追悼法要(年一回)
3:自死遺族の分かち合い(毎月)

今回は3番の「自死遺族の分かち合い」に参加をさせて頂きました。
毎月第4木曜の10時半、東京都中央区築地の築地本願寺・聞法ホール(正門より入って左側の建物)で行われ、最初に5分ほどの法話。そして3〜5名程の班に分かれ、各班には進行役の僧侶が2〜3人入ります。

参加者の資格はご家族を自死で失っている事で、それぞれ状況は違いますが同じ方向性の悲しみ・苦しみを抱えています。会の主旨が「分かち合い」ですから、ご遺族同士が憂いを分かち合い、私たち僧侶はあくまで進行のサポートです。ただ同時にその場にいてお話しをお聴きするので、この記事を「カウンセリング」の欄に入れました。

分かち合いは1時間ちょっと。最初はポツポツと、次第に話す態勢・聴く態勢が整い、色々なお話しをお聴かせ頂きました。
分かち合いが終わってトイレ休憩の後は、希望者のみで読経・焼香をして終了。

参加者はここでお土産のお菓子を手にお帰りになりますが、メンバーは反省会や意見交換会。
そして昼ご飯休憩を挟み、午後は運営会議にまで顔を出させて頂きました。発足から5年を超え、会の名称が「自死・自殺に向き合う僧侶の会」と変更、同時に代表や役員の改変も会ったようです。
またその会議の中で、正式に会員に加えて頂く事を了承頂き、晴れてメンバーに。可能な限り積極的に活動に参加して行きたいと思います。


〜たまたまこのページに辿り着いた方へ〜
自らが自死・自殺を考えてしまうほど苦しんでいる方。
ご家族を自死・自殺で失い苦しんでいる方。
どうぞ下記HPをご覧下さい。そしてあなたに合いそうなサポートがあれば、ぜひご参加下さい。

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中野敏江

2年前に息子を亡くしました…。まだ18歳で大学に入学して息子も喜んでいたのに…゜。
私は息子の事をちゃんと理解して、わかっているつもりだったのですが
息子の心の闇に気付かなかった……。
何故あの時…どうすれば…と毎日が苦しい思いで生きております。
何故私が生きているのに息子は自ら行ってしまったのか…!
毎日が苦しい…悲しい…辛い…!
私も一緒に行きたかった。
by 中野敏江 (2013-12-25 03:52) 

ボーズandカナコ

>中野さま
ご子息の件、衷心よりお悔やみを申し上げます。
これまで大変お辛い思いをしてこられたでしょうし、これからも拭い去ることは難しいことと存じます。

「ご自身も一緒に」という思いもあったのですね。親御さん、特に母親が子を失う苦しみは、想像を絶するものと聞いております。中野さまのその思いを拝見し、私も胸苦しい気持ちにかられました。

本文にも書いてありますが、「自死・自殺に向き合う僧侶の会」では様々な形で遺族の方に関わらせて頂いています。よろしかったらぜひリンク先をご覧下さいませ。
http://www.bouzsanga.org/
by ボーズandカナコ (2013-12-25 08:17) 

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