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2012年12月号 [和庵だより]

 ◇報恩講のお知らせ◇
 
 先月、なごみ庵だよりに同封しました十二月十六日(日)の報恩講法要、着々と準備を進めております。
 仏師 菅原さんによる新しいご本尊も完成しましたが、ひと目見てとても気に入ってしまいました。皆さまにお参りいただくのが楽しみです。

  そして肝心のご講師について大切なお知らせがあります。私もお話をお聴きするのを楽しみにしておりました西來武治師ですが、体調を崩されたとご連絡を頂きました。なごみ庵報恩講までの回復が難しいかもしれないので、その時は来年三月のお彼岸にお出で下さるとのこと。
 
 ということで、十二月十六日の報恩講は先月お知らせした西來武治師の「長生きしてどうする? 寝たきり・ボケにならないために」が中止となり、私がお話しさせて頂く可能性も出て参りました。すでに参加のお申し込み頂いている方で予定変更される方は、お手数ですがご一報いただけると幸いです。
 
 私がお話しする場合は、ご本尊入仏の経緯と、阿弥陀如来についてのご法話をさせて頂きます。


 ☆仏教の言葉☆
 「報恩講」(ほうおんこう)

 
 浄土真宗の宗祖 親鸞聖人は旧暦一二六二年十一月二十八日(新暦一月十六日)にお亡くなりになりました。その命日を機縁として、早いお寺では十月ごろから報恩講が勤まります。真宗寺院にとってはお盆・お彼岸よりも大切な法要です。
 
 「講」は「集まり」という意味があるそうですが、その前の「報恩」は「恩に報いる」と読むことが出来ます。
 なぜ二十一世紀の私たちが、会ったこともない鎌倉時代のお坊さんの「恩に報い」ないといけないのでしょうか。
 
 大河ドラマ『平清盛』が放送されていますが、親鸞聖人は清盛が六十歳の時にお生まれになりました。動乱の時代、飢饉や疫病が続き、一般の民衆は生きては苦しみ、苦しんでは死んでいきました。
 その民衆たちに「誰でも極楽浄土に生まれることが出来るのだ」と希望を与えたのが法然上人・親鸞聖人のお念仏だったのです。今日、殆どの方が「亡くなった方は良い世界に旅立っている」と思えるのは、ここに端を発しているのではないでしょうか。日本人の意識を変革したことが「ご恩」だと私は思います。
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 年間行事予定表では十二月の写経会は二十二日でしたが、二十八日(金)に変更いたします。

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