SSブログ

巣鴨 真言宗寺院で法話 [その他色々]

ご縁がありまして、巣鴨の真言宗のお寺さんで法話をさせて頂きました。

巣鴨といえば、お年寄りの聖地!
この日も多くの年配の方が往来する中、地蔵通り商店街の入口にある真言宗 眞性寺さまへ足を運びます。しかし平日だというのに屋台が出ていて、年中そうなのかな? と思っていたら、「4」の付く日は縁日なんだそうです。

とげぬき地蔵が有名で、これが「地蔵通り商店街」の名前の由来かと思っていたら、とげぬき地蔵は明治時代に上野から移転してきたものだそうです(お寺的には、明治時代は「つい最近」です)。
江戸六地蔵と言われるこの眞性寺さんの地蔵大仏の方が、はるかに歴史は古いんですね。多くの方が参拝し、お線香の薫りが絶えることがありません。
IMG_0760.cng.jpg

さて、この境内に阿弥陀堂という、お堂というよりは休憩所のような建物があり、真言宗の有志を中心にでつくられた「法話研鑽会」のメンバーが不定期に法話会を開催しています。
IMG_0761.cng.jpg

メンバーや参加者の宗派は問わないとのことで、今回浄土真宗である私もお招き頂きました。当日は5人の僧侶が話し手で、真言宗豊山派2人、智山派1人、天台宗1人、そして私です。

朝10時半から15時半まで、ほとんど休憩を挟まず交代しながら、1人15〜20分ほど法話をし続けます。今回みたいにメンバーが多ければいいですが、少ないと大変だそうです (^_^;) 

室内には、常連さんとおぼしき方、お地蔵さんのお参りのついでに入ってきた方、座りたくて入ってきてしまった方(笑)、などなど常時20〜30人ほどの方がいらっしゃいます。多い時には立ち見が出るのだとか!! この場所ならではで、他では真似出来ないことです。

IMG_0765.cng.jpg
私も2回、お話をさせて頂きました。写真だと少なく見えますが、25人ほどいらしたと思います。そして普段の法話とは全く雰囲気が違い、自由な空気が流れています。この時も隅の方でガサガサ音がするので見てみると、おじさんがタコ焼きのパックを開き、ご機嫌でワンカップ日本酒の蓋を開くではないですか! 他にも途中で入ってくる人、途中で出ていってしまう人もいます

でもそれが嫌な感じではなく、法話をする坊さんとしては、とても鍛えられるオイシイ場所だと思いました。
昔のお坊さんは屋外で辻説法をしたんだそうです。話が面白くないと、ヤジが飛んだり人が散ってしまったりします。人を引きつけるために最初に面白い話をしたのが、落語のルーツだとも言われています。

またお地蔵さまとのご縁があったら、登壇させて頂きたいと思います。

nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 4

長さん

落語と坊様との関係については。「なぞかけ問答」っていうのを、落語家がする事があり、「問答」という語句から、臨済宗と何か関連があるのかと思っていました。落語家の始祖は、今までネットで調べるのをさぼってましたが。やってみたら坊様だったのですね。ここに書かれている事は、一説ではなくて「定説」と理解しました。
by 長さん (2014-09-11 10:42) 

ボーズandカナコ

長さんさま
ふふふ、物知りの長さんでも詳しくない分野があるのですね (^_^;)
お調べになった通り、落語の祖は浄土宗僧侶 安楽庵策伝と言われています。
そして上記のように、辻説法で人を引きつける面白い話や、お寺の説法で眠気を覚ます笑い話が、落語に発展していったそうです。
私は時々落語を聞きますが、長さんは落語お好きですか?
by ボーズandカナコ (2014-09-11 22:26) 

長さん

私の場合は、「親につられてテレビで。」ですね。最近は落語。聞いてないですネ・・。
by 長さん (2014-09-12 10:40) 

ボーズandカナコ

長さんさま
なるほど、親御さんが落語お好きなのですね (^_^)
by ボーズandカナコ (2014-09-13 10:54) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。