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初の街頭募金活動 [その他色々]

我ながら色々な活動に首を突っ込むタチだと思いますが(笑)、実は街頭募金活動というのをしたことがありませんでした(行事で募金を集めたことはありますが)。

今回、秋田の法友、日蓮宗の齋藤宣裕さんからお誘い頂き、JR目黒駅前で西日本豪雨災害の募金活動をお手伝いさせて頂くご縁がありました。
秋田最古の日蓮宗寺院 法華寺

なぜ秋田のお坊さんが都内で募金? と最初は思ったのですが、2011年の東日本大震災で被害を受け、その時に全国から様々な支援が東北に集まった、その恩返しがしたいとのこと。また本山の池上本門寺にいらっしゃる機会が多く、そこに合わせて都内でというお考えでした。

Facebookで仲間を募り、最終的には様々な宗派の5名の僧侶プラスお寺の奥さん1名が集まり、警察に許可を得て目黒駅周辺で募金活動をスタートしました。


私は初体験だったものの、齋藤さんは定期的に盲導犬の募金活動をしているそうで、とにかく慣れています。前述の警察への許可も事前に済ませ、大きなパネルや募金箱も全て自腹で準備してくださいました。

また、いざ募金を始めると立て板に水のようにお願いの言葉が出てきてビックリしました。黙って立っていればいいんじゃないんですね〜〜。
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<街に自然に溶け込むお坊さん、の図>

始める前は、誰も入れてくれないんじゃないか、と心配していたんですが、意外にも多くの方がご協力くださいます。何人か続けて入れてくださることもあれば、10分20分と誰も近づいてこない時間もあります。
ついつい人間観察なんかもしてしまって、ひそかに楽しんでしまいました (^_^;) 
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<笑顔でいようとして笑い過ぎのワタシ>

途中から2班に分かれ、私は齋藤さんとは違う班に。
声出し名人の齋藤さんがいないので、こちらの3人は徐々に自分で工夫して声を出すようになりました。必要は発達の母ですね (^_^)

2時間の募金活動を終えて集計すると、34,737円も集まっていました!
自分たちも募金したので、実質3万円弱ほどですが、それでも当初の「ほとんど集まらないんじゃないか」という心配はまったくの杞憂でした。これは、やはり僧衣を着ていたということが大きかったんじゃないかと思います。

集まった募金は、被災地でボランティア活動を行っている全日本仏教青年会に全額寄付をさせて頂きます。

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死の体験旅行in札幌 [死の体験旅行]

7月上旬に大阪で「死の体験旅行」の出張開催をいたしましたが、8月末は札幌での出張開催です!
大阪1日目  大阪2日目

猛暑の本州を脱出して涼しい北海道で数日のバケーション♬…と思っていたら、前後に予定がビッシリ入り、ほぼ自由時間ナシの1泊となりました (>_<)

しかも7月の大阪に続いて今回も台風にぶつかってしまい…何か悪いことをしただろうか… (T_T)


さて、気を取り直して今回のご縁についてです。
グリーフケアの専門家、尾角光美さんによる僧侶向けグリーフケア講座が各地で開催されていて、私は東京の受講生。そして今回企画して頂いたのは札幌受講生の玉置さんと内平さん(未来の住職塾でもご縁が繋がっています)。
一般社団法人リブオン 
未来の住職塾 

会場は札幌駅から地下鉄で15分ほど、内平さんが副住職を務める浄土真宗本願寺派の覚王寺さま

このお寺がまあ……
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立派なお寺でございます (。・・。) 
2枚目はワークショップ会場になった本堂ですが、広い! キレイ!
この他にも第2本堂としても使えるホールがあり、少人数の法事に対応する仏間があり…
仏間といっても、なごみ庵本堂の2倍ほどの広さです (T_T)

こちらのご本堂で、1日目の夜、そして2日目の昼と「死の体験旅行」を開催させて頂き、主催のお二人のご尽力で2回とも満席となりました。

今回は都合がつかなかったけど、ぜひ受けたいという方もいらっしゃるそうで、いずれ次回の開催もという話も出ました。

サッポロ! また来るぞ!(そして次回はフリータイムを……!)

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仏教死生観研究会 発足! [死の体験旅行]

任意団体として「仏教死生観研究会」を発足しました!
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これまでワークショップ「死の体験旅行」を続けてきて、強い要望をお持ちの僧侶数名に内容を伝授してきましたが、その方々から声が上がり、会の発足に到りました。

以下、HPにも掲載している理念と経緯です。
https://bvld.info


仏教死生観研究会 設立の理念と経緯

医療が進歩した現代、私たちの視界から「死」が隠れ、死生観は希薄になりつつあります。
しかし、これから多くの方が亡くなる時代、改めて死生観や死後観が問われることになるでしょう。

私が主催するワークショップ「死の体験旅行(R)」は、もともとホスピススタッフの研修として開発されたものと言われています。
このワークショップを通して、これから死に関わっていく私たちの死生観を醸成していきたいと考えています。

また、仏教は長きにわたり日本人の死生観を培ってきました。
そこに身を置く僧侶が、仏教の叡知や「死の体験旅行」などの手法を用いて、死生観について人々とともに思惟し、よりそい、心の安寧を図ること。

それこそが今後、私たち僧侶の重要な役割になっていくものと信じ、それに賛同してくださった宗派・地域を越えた法友とともに、2018年4月8日、「仏教死生観研究会」を立ち上げました。

精進を重ねて参ります、どうぞよろしくお願い申し上げます。

合掌
仏教死生観研究会 代表 浦上哲也

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演劇『雰囲気のある死体』出演! [その他色々]

ひょんなことから、お芝居に出演させて頂きました!

舞台役者でもある坊守(お寺の奥さん)の役者仲間から「今度の芝居に、本物のお坊さんに出て欲しいんだけど…」という相談がありました。

話を伺うと、劇作家の別役実さんの『雰囲気のある死体』を公演することになり、ラストシーンに僧侶が登場するのだけど、役者が僧侶を演じるのではなく本物の僧侶に出て欲しいとのこと。

『雰囲気のある死体』は病院を舞台にしたブラックコメディで、バタバタと様々な事件が巻き起こり、死体と病人が取り違えられそうになってしまう展開。
そのバタバタの中で死体はモノのようにぞんざいに扱われてしまうが、一歩下がって冷静に見ていた僧侶がラストシーンでその死体に弔いの経を唱える。

相談を持ちかけていらした「演劇集団 五色の花」主催の玉野井直樹さん言葉を借りると…
僧侶が丁寧に読経をすることで、ぞんざいに扱われていた「死体」が尊厳のある「遺体」になっていく。そこにリアリティが欲しい。
その言葉が心に響き、「お手伝いをさせてください!」とついウッカリ言ってしまいました(笑)。

ただお芝居は複数日数あって自分1人では不安でしたので、稽古場や劇場へのアクセスも考慮し、西新宿の淨音寺、高山一正住職に声をかけさせて頂きました。
とはいえ高山さんは私などと違って真面目で控えめな性格。お芝居に出るなんて話は断られてしまうだろうな…と思っていたのですが、思いがけずOKを頂いてビックリ (。・・。) 

そんなわけで、何度か稽古場に顔を出しつつ、ついに迎えた公演本番。
衣装は僧衣、芝居は必要ナシ、セリフはお経のみという、ある意味普段の法事などと変わらないのですが、観客が注目する舞台に上がるというのは緊張感のあるものです。
本番でも稽古場でも色々な学びがあり、普段の生活とは違った場に立たせて頂いて、高山さんも私も実りのある時間を過ごさせて頂きました。

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舞台は病院の地下にある病室。
隣が霊安室ということが悲劇(喜劇?)の引き金に…

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千秋楽を終えて集合写真(ちゃっかりセンター)。
何度も上演されてきた作品だけれども、坊さんが本物だったり、遺体役を実際に人が演じたりするのは初めてではないだろうか、とのことでした (^_^;) 

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