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2016年12月号 [和庵だより]

◇ 「高座バトル」の顛末 ◇

 先月お伝えしました「高座バトル」、無事に終えることができました。なごみ庵からも大勢の応援の方が駆けつけて下さいました。

 昼の部と夜の部それぞれテーマが決まっていて、昼は「品」というテーマです。東急大井町線に「九品仏(くほんぶつ)」という駅がありますが、仏教ではこの文字を「ほん・ぼん」と読みます。駅の近くに浄真寺というお寺があり、ここにある九体の阿弥陀如来像が駅名の由来です。

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 「九品来迎」という、その人の生き方や信仰心で、死に際のお迎えが変わるという思想の説明をし、さらに私が経験した小さなお子さんの葬儀の話をさせて頂きました。


 そして夜のテーマは「貧」です。貧困家庭支援活動の「おてらおやつクラブ」の説明をし、また四年前に私が三重県の本山で経験した、仏さまや菩薩さまの化身に出逢ったような経験をお話しいたしました。
 珍しい場への登壇で久々に緊張をしましたが、落語家さんの話芸の巧さや、日蓮宗の説教高座の造りなど、学びや気づきの収穫が数多くあり、本当に素晴らしい経験をさせて頂きました。


◇脳トレ遊具の募集
 なごみ庵では来年から、将棋や囲碁、オセロやトランプなど、脳トレに良いと言われているゲームをしながら親睦を深める会を計画しています。
 もし皆さまのご家庭に使わなくなった遊具があれば、ぜひ使わせて頂きたいと思います。すでにNさんからはステキな将棋盤を頂きました。何かご寄付を頂ける方は、どうぞご一報ください。


△ お 知 ら せ △

@自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間 東京」ご案内
毎年12月1日に行われる法要、今年は浄土宗大本山 増上寺さまにて厳修されます。
詳細はお問い合わせ下さい。また、この情報を必要とされている方に、どうぞお伝えください。
申し込み無しでのご参加も可能です。

@報恩講 ご案内
12月11日(日)13時より報恩講法要をお勤めいたします。
ご講師にお招きするのは、住職が師と仰ぐ本願寺派 万行寺住職の本多靜芳先生です。
10年以上前になりますが、私が築地本願寺の東京仏教学院で学んでいた際、教師と生徒という間柄で出逢いました。
武蔵野大学 元助教授で、著書も多数あり、ピリリと目が覚めるご法話です。
年内最後のご法座、ぜひ聴聞にいらしてください。

@二歳参り(ふたとせまいり) ご案内
大晦日の夜22時頃ごろから軽く食事をしたり歓談しながら時を過ごし、日付が変わる直前の23時55分ごろから短いお経をお勤めし、年の変わる瞬間をお経とお念仏とで過ごします。準備の都合上、可能な限りお申し込みをお願いいたします。

◎課外活動 神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)
        神之木地区センター笑いヨガ 12月12日(月)10時30分


2016年11月号 [和庵だより]

◇ 落語と説法 ◇

 同封のチラシの通り、十一月十九日(土)に開催される「高座バトル」というイベントに出演させて頂くことになりました。なぜお寺を会場に、落語家と僧侶が高座に上がって話をするのか。不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれません。実は落語と仏教には、深い因縁があるのです。

 落語の祖と言われているのは、戦国末期〜江戸初期の浄土宗僧侶、安楽庵策伝。策伝は、真面目な説教だけではお寺に集まった人々が眠気をもよおしてしまうと思い、まずは滑稽話で目を覚まさせてから説教をしたそうです。その滑稽話を『醒睡笑』という書物にまとめました。その楽しい部分が発展し、落語になったと言われています。

 なごみ庵で以前落語家さんをお招きした、その打ち合わせの時。「高座が無ければ落語にならない」と仰いました。それぐらい落語に高座は付き物ですが、これも元々はお寺の本堂で使うものです。儀式の際は導師が仏さまに向かってそこに上がり、法要を司ります。そして説教の際は参拝者の方に向かってそこに上がり、法を説くのです。……ということで、落語と仏教の因縁、ご理解頂けたでしょうか。

 落語家と僧侶、どちらも人さまの前で話をする機会が多い立場です。しかし「青は藍より出でて藍より青し」ではありませんが、落語家は「噺家」と呼ばれるほどその道に長け、話芸では他の追随を許しません。バトルと銘打たれてはいますが、勝ち負けを決めるわけではなく胸を借りる気持ちで準備をしています。また「高座バトル」ではお題を決めて話をします。今回のお題は「品と貧」。さて、どんな話をしましょうか……?


△ お 知 ら せ △

@高座バトル(落語家と僧侶のトークライブ)in中目黒に出演!
表面に記入の通り、また別紙同封チラシの通り、11月19日(土)に3名の落語家と2名の僧侶が話芸で対決する「高座バトル」に出演させて頂くことになりました。
ぜひ応援にいらしてください!

@自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間 東京」
毎年12月1日に行われる法要、今年は浄土宗大本山 増上寺さまにて厳修されます。
例年百五十名前後のご遺族が参加され、スタッフはお茶入れから道案内にいたるまで、全てボランティアの僧侶が務めます。報道などは全てシャットアウトして、ご参加の方々が亡き大切な方を偲んで手を合わせる時間をお守りしています。
詳細はお問い合わせ下さい。また、この情報を必要とされている方に、どうぞお伝えください。

@報恩講 ご案内
別紙の通り、12月11日(日)13時より報恩講法要をお勤めいたします。
ご講師にお招きするのは、私が師と仰ぐ本願寺派 万行寺住職の本多靜芳先生です。武蔵野大学 元助教授、著書多数。ピリリと目が覚めるお話です、ぜひ聴聞にいらしてください。

◎課外活動 神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)
※神奈川地区センター写経会 東神奈川駅、仲木戸駅から徒歩6分の神奈川地区センターで
 写経会を開催します。11月8日・22日・12月13日・27日(全て火曜)18時30分
 から19時30分まで。申し込みは地区センターまで。 045−453−7350


2016年10月号 [和庵だより]

◇ 宗派を超えた法話会 ◇
 未来の住職塾サンガ(卒業生会)の年に一度の「集い」が、香川県の善通寺さまで開催されました。私は会長ということで、遠方での開催なのに全体の取り仕切り役をを買ってしまい、準備にはとても苦労しました。

 さて、目玉企画は参加僧侶による法話リレーです。一人十分の持ち時間で次から次へと登壇。東寺真言宗・曹洞宗・浄土宗・浄土真宗本願寺派・真宗高田派・単立の六宗派、十一名の僧侶がエントリーしました。

 法話会そのものは珍しくないかもしれませんが、これだけバラエティに富んだ宗派の僧侶が続けて話すのは珍しいでしょう。それぞれの宗派らしい内容あり、御詠歌あり、坐禅指導ありと盛りだくさんでした。地元の新聞に掲載して頂いたお陰で、多くの聴聞の方もお見えになりました。

 どなたの法話も特徴が出ていて素晴らしかったのですが、私が一番感銘を受けたのが、福岡の浄土真宗本願寺派 西法寺ご住職 西村達也さんのお話でした。ご自身が、ごくごく初期だけれどもガンの告知をされたこと。初期ということもあり、医師の前では「法話の題材にしてやりますよ」と笑い飛ばしたものの、その日からまんじりとせず、数ヶ月経ってようやく落ち着いてきたことなど、〝いのち〟の本質を聴かせて頂きました。

 初期ですら人はこれだけ動揺するのですから、余命宣告はどれほどの衝撃でしょうか。僧侶の役割は死後だけではありません。生命の宣告を受け苦悩する人がいれば、その方の苦しみに耳を傾け、共に歩めるような僧侶でありたい。改めてそう感じました。


△ お 知 ら せ △

@お坊さんQ&A hasunoha(ハスノハ)ついに出版!
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9月21日、ついにhasunohaが1冊の本になり、私の回答も3つ掲載されました。ご注文の際は同封のチラシをご参照ください。なごみ庵にも若干部数ございます。

@坊守(お寺の奥さん)出演舞台のお知らせ
先月お知らせした通り、10月14日〜19日まで下北沢で舞台『片鼻』の公演があります。
観覧ご希望の方は、なごみ庵までご連絡ください。

@秋の日帰りバス旅行with甚行寺さま
別紙の通り、10月28日(金)鎌倉方面へ参ります。秋の一日、ご一緒しませんか。

@高座バトル(落語家と僧侶のトークライブ)in中目黒に出演!
11月19日(土)、3名の落語家と2名の僧侶が話芸で対決。詳細次号!

@自死者追悼法要「いのちの日 いのちの時間 東京」
毎年12月1日に行われる法要、今年は浄土宗大本山 増上寺さまにて厳修されます。詳細はお問い合わせ下さい。また、この情報を必要とされている方に、どうぞお伝えください。

@ほうおんこう ご案内
12月11日(日)13時より。ご講師にお招きするのは、私が師と仰ぐ本願寺派 万行寺住職の本多靜芳先生です。武蔵野大学 元助教授、著書多数。ピリリと目が覚めるお話です。

◎課外活動 神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)


2016年9月号 [和庵だより]

◇ 悲しい時に悲しむ大切さ

 オリンピックの応援でひときわ暑い夏を過ごした方も多かったのではないでしょうか。ふと気になったのは、メダルや上位を期待されながらも不本意な成績になった選手の自責や謝罪の言葉です。中でも選手団団長を務めた女子レスリングの吉田沙保里選手の言葉は、痛々しいほどの責任感と落胆に染まっていて、強く印象に残りました。

 もっとも五十年前の円谷幸吉選手の時代と違い、吉田選手を責めるような人は誰もいません。コメンテーターも街行く人も「立派な銀メダル」「素晴らしい戦績」「謝らないで胸を張って欲しい」と口にします。これはもちろん選手をいたわり讃える素晴らしい言葉なのですが、反面「悲しみたい」という本人の気持ちを否定することに繋がる可能性もあります。

 私の知人僧侶が早くに奥さまを亡くされました。多くの参列者を幼い一人娘とお迎えすると、誰もが「悲しんでいたら奥さんが安心できませんよ」「お嬢さんがいるんだから泣いてちゃダメ」と励ましの言葉をかけてくれたそうです。

 私は参列できなかったのですが、きっとそのようなことになっているだろうと思い、式の後に電話をしました。そして気持ちを吐き出すこと、涙を流すことを大切にして欲しいと伝えました。するとその方は「誰もが泣くなと励ましてくれたが、泣いて良いと言ってくれたのは君だけだ」と言い、受話器の向こうから嗚咽が聞こえてきました。

 「自分を責めないで」も「泣かないで」も相手をいたわる言葉です。でもどこかに「悲しむ相手を見たくない」という自分のための気持ちもあるのではないでしょうか。悲しむ相手と同じ気持ちになって寄り添う、仏さまの「同悲・同治」のお心をわずかでも見習いたいものです。


△ お 知 ら せ △

@秋彼岸のご案内 「親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え」
9月19日(月祝)10時30分より、秋彼岸法要をお勤めいたします。
法要のあと、坊守による絵本『おおきな木』の朗読があり、そのあと住職による絵本にちなんだ法話、そして茶話会です。
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法名用箋を同封しましたので、法要での奉読ご希望の方は記入の上、当日お持ち頂くか、事前に郵送・ファックス等でお送りください。
個別のお彼岸法要をご希望の方は、お早めにご連絡をお願いします。

@十日市場地区センター 終活講座
9月24日(土)15時30分より、横浜線十日市場駅より徒歩5分の地区センターで、お墓の話を中心とした講座を開催します。申込先:045−981−9573

@坊守(お寺の奥さん)出演舞台のお知らせ
10月14日〜19日まで下北沢で舞台の公演があります。詳細は別紙ご参照ください。

@ほうおんこう ご案内
浄土真宗のお寺でもっとも大切な報恩講法要、少し気が早いですが今年は12月11日(日)13時です。今年は私がぜひ法話をお聴きしたい先生にお願いすることができました。 来月には詳細がご案内できると思いますが、ぜひぜひ手帳に予定を書き入れておいてください。

◎課外活動 神之木地区センター笑いヨガ…9月12日(月)10時30分
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)


2016年8月号 [和庵だより]

◇ 永六輔さんの冥福を祈ってはいけない ◇

 去る七月七日、永六輔さんが八十三歳でお亡くなりになりました。それについてインターネット上に記事を書いたところ、非常に反響が大きかったので、こちらでもお伝えさせて頂きます。

 その記事のタイトルは「永六輔さんの冥福を祈ってはいけない」でした。ニュースなどでよく耳にする言葉ですが、元を正すと「冥福」とは「冥土での幸福」という意味です。辞書を引くと冥土とは「死者が行く暗黒の世界、地獄・餓鬼・畜生の三悪道をいう」などと書かれています。つまり、亡くなった方が地獄のような世界に堕ちていることが前提の言葉です。

 もちろん皆さん、そうと知って使っているわけではないので目くじらを立てる必要はないのですが、実は永六輔さんは浅草の浄土真宗寺院に生まれた方で、仏教的な知識もあり、信念をお持ちだったと思われます。

 十数年前、築地本願寺で勤められた著名人の葬儀に永さんが参列した際、本堂から出てきた時にレポーターが「天国の〜〜さんにひと言お願いします」と尋ねました。すると永さんは「〜〜さんは天国ではなく、浄土に往ったんです」ときっぱりと答えたそうです。

 そんな永さんですから、もしアナウンサーが「冥福をお祈りします」と言ったら「私は冥土に行ってません!」と叱られるかもしれませんね(笑)。そういう意味で、このタイトルになりました。

 ちなみに、宗派や宗教を問わずに用いることの出来る言葉としては「哀悼の意を表します」や「お悔やみを申し上げます」が比較的無難だと思われます。ぜひ覚えておいて下さい。


△ お 知 ら せ △

◎お盆・初盆 合同法要 8月14日(日)10時30分
なごみ庵では7月に続き、8月もお盆の法要をいたします。今年からなるべく暑い時間を避け、午前10時30分開始となりますので、ご注意下さい。
先々月号に同封した「法名用箋」に故人さまのお名前と法名(戒名)を記入頂き、当日または事前に、持参/郵送/FAX(045-491-3909)などでお出し頂ければ、法要の際に奉読させて頂きます。追加で必要な方はご連絡下さい。
なごみ庵での法要にご参加の方は、準備の都合上、なるべく出席をお知らせ頂けますよう、お願いいたします。

@個別のお盆・初盆をご希望の方は、お早めにご連絡をお願いします。
なごみ庵で、ご自宅で、また霊園などでお勤めいたします。申し込みが多くなると思われますので、お盆期間(8月13〜16日)よりも前後にゆとりを持ってお考え下さい。

@お盆に特別な飾りは不要です
提灯に野菜の牛馬…浄土真宗ではこれらの飾りは不要です。お仏壇を掃除し、新しいお花を供え、手を合わせてお念仏いたしましょう。ただし、もともとお持ちだったり、親戚などから頂いた場合は、お飾り頂いても結構です。

◎課外活動 神之木地区センター笑いヨガ…8月8日(月)10時30分
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)
 十日市場地区センター盆踊り練習会 8月19日(金)・29日(月)両日15時30分

◎9月19日(月祝)10時30分より 秋のお彼岸法要 なごみ庵にて
  〜親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え〜

秋のお彼岸法要は、最初に皆さんとご一緒にお経のお勤めをし、お供え頂いた法名用箋のお名前を奉読いたします。
続く絵本の朗読は、シェル・シルヴァスタイン作、村上春樹訳の『大きな木』です。本当に幸せなことって何だろう…と考えさせられる、不思議な作品を一緒に味わいませんか。
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朗読のあと、住職が絵本にちなんだ法話をし、そしていつものように茶話会です。ぜひ、ご家族・お子さん・お孫さんもお誘いください。
ご参加の方は準備の都合上、なるべく申し込みをお願いいたします。

2016年7月号 [和庵だより]

◇ 僧衣のチカラ ◇
 住友生命さんの「女子力1UPセミナー」の講師、無事に済ませてまいりました。私と「女子力」というミスマッチな組み合わせで、友人などから随分からかわれましたが、講演のテーマは「供養」でした。参加者の興味の対象は葬儀やお墓のことですが、その一つ一つを詳しく解説するよりも、「供養」そのものの意味や意義を中心にお話しいたしました。
 「供養」とはもともと僧侶に衣服や食料を「供えて、養う」ものでした。それが仏さまや故人、動物や物品にまで対象が拡大していきます。
 ちなみに浄土真宗では「供養」よりも「恭敬(くぎょう)」という言葉を用います。これは、仏さまや亡き方は「恭しく、敬う(うやうやしく、うやまう)」尊い存在だという意味です。

 さて、今回私が感じたのが「僧衣のチカラ」でした。いつもは僧衣を着て講演するのですが、今回は諸事情により作務衣です。「人前で話すのは慣れている」と思っていたのですが、講演が近づくにつれ、作務衣でいる不安感におそわれました。
 今まで「私のチカラ」で話してきたと思い込んでいたのですが、そこには長い歴史を持つ仏教が、僧衣という形で私に大きなチカラを与えてくれ、支えてくれていたことに気づかされました。

◇ 住職が所属する「自死・自殺に向き合う僧侶の会」で小冊子『あなたに届けたい話』を発行しました。ご興味のある方に差し上げていますので、どうぞご連絡ください。

◇前号でお知らせした「おてらおやつクラブ」ですが、皆さんからお供え頂いたお菓子を、神奈川区・瀬谷区の2施設にお裾分けいたしました。


△ お 知 ら せ △

◎お盆・初盆 合同法要 7月15日(金)・8月14日(日)いずれも10時30分
なごみ庵では7月・8月いずれもお盆の法要をいたします。今年からなるべく暑い時間を避け、午前10時30分開始となりますので、ご注意下さい。
先月号に同封した「法名用箋」に故人さまのお名前と法名(戒名)を記入頂き、当日または事前に、持参/郵送/FAX(045-491-3909)などでお出し頂ければ、法要の際に奉読させて頂きます。
なごみ庵での法要にご参加の方は、準備の都合上、なるべくお知らせ頂けますよう、お願いいたします。

@個別のお盆・初盆をご希望の方は、お早めにご連絡をお願いします。
なごみ庵で、ご自宅で、また霊園などでお勤めいたします。申し込みが多くなると思われますので、お盆期間(7月・8月 13〜16日)よりも前後にゆとりを持ってお考え下さい。

@お盆に特別な飾りは不要です
提灯に野菜の牛馬…浄土真宗ではこれらの飾りは不要です。お仏壇を掃除し、新しいお花を供え、手を合わせてお念仏いたしましょう。ただし、もともとお持ちだったり、親戚などから頂いた場合は、お飾り頂いても結構です。

◎課外活動 神之木地区センター笑いヨガ…7月11日(月)10時30分
      盆おどり部…7月8日(金)17時〜 平川町内会館にて
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)


2016年6月号 [和庵だより]

◇ おてらおやつクラブ ◇
 なんとも可愛らしいタイトルですが、実はこれ、かなりシリアスな活動なのです。最近は新聞やニュースでも取り上げられることが多くなりましたが、元々は奈良県の浄土宗寺院で始まった活動で、お寺にお供えされたお菓子や果物のお下がりを、お子さんのいる貧困家庭に「おすそ分け」しようという活動です。

 「子どもの六人に一人が貧困状態」だそうですが、私は初めて聞いた時「大げさな! 外で子どもを見ても、ボロボロの服や裸足で歩いている子などいないじゃないか」と思いました。しかし戦後のいわゆる「浮浪児」とは違い、現在はまだ使用可能な衣服や靴が手に入るので、外見でそうと分かりません。けれどそれが、かえって問題を見えにくくしています。

 「おてらおやつクラブ」の活動は、ただ単に食料を供給しよう、というものではありません。人は貧困に加え、孤立することで困窮の度合いを深めます。「仏さまのお下がり」をお渡しすることで生まれる安心感、また「渡す」という行為で生まれる繋がりが大きな目的のひとつです。

 また日本各地で、共働き家庭の「孤食」や経済的困窮から来る栄養の偏りを解消すべく「こども食堂」が開かれ、多くのお寺もそこに関わっています。なごみ庵でもこれらの活動を応援しようと、地域の社会福祉協議会を訪れ、支援先を増やしています。皆さまもどうぞご助力ください。

 とは言っても、なごみ庵に大量のお菓子を届けて下さい、ということではありません。お供えの機会があれば、日保ちがするものや、小分けしやすいものなどを念頭に置いてお選び頂ければ有り難いです。

◇なごみ庵十周年ご寄付…2名さま
◇熊本地震 被災寺院義援金…1名さま


△ お 知 ら せ △

◎6月3日(金)18時30分〜20時 女子力1UPセミナー
住友生命 東神田営業所さまにて、全6回で開催されている「女子力1UPセミナー」。なんとも私に不似合いなタイトルですが、最終第6回「クヨウ」の回の講師としてお招き頂きました。入場無料です、よろしければお出かけください。 お申し込み先 03−5820−1115

◎お盆・初盆 合同法要 7月15日(金)・8月14日(日)いずれも10時30分
なごみ庵では7月・8月いずれもお盆の法要をいたします。今年からなるべく暑い時間を避け、午前10時30分開始となりますので、ご注意下さい。
同封の「法名用箋」に故人さまのお名前と法名(戒名)を記入頂き、当日または事前に持参/郵送/FAX(045-491-3909)などでお出し頂ければ、法要の際に奉読させて頂きます。

@個別のお盆・初盆をご希望の方は、お早めにご連絡をお願いします。
なごみ庵で、ご自宅で、また霊園などでお勤めいたします。申し込みが多くなると思われますので、お盆期間(7月・8月 13〜16日)よりも前後にゆとりを持ってお考え下さい。

@お盆に特別な飾りは不要です
提灯に野菜の牛馬…浄土真宗ではこれらの飾りは不要です。お仏壇を掃除し、新しいお花を供え、手を合わせてお念仏いたしましょう。

◎課外活動 神之木地区センター笑いヨガ…6月13日(月)10時30分
      盆おどり部…6月17日(金)17時〜 平川町内会館にて
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分(変更の場合あり)

2016年5月号 [和庵だより]

◇ 熊本地震 ◇

 記憶に新しい東日本大震災から五年で、またこのような震災が起こるとは、誰が想像していたでしょうか。しかも熊本は比較的地震の少ない地域だそうで、被災者の驚きも一層大きなものと思われます。余震が続いていますが、これ以上被害が大きくならないよう、また被災者の気持ちが少しでも平穏であるよう、念じるばかりです。

 皆さまからお供え頂いた浄財より、義援金を熊本県庁にお送りさせて頂きました。また住職が会長を務める「未来の住職塾サンガ」卒業生に熊本の方がいて、本堂が全壊したとの報告を受けました。他の被災寺院の有無を確認し、こちらも追って支援させて頂きたく存じます。

◇お盆の法要について
 早々とお盆についてお問い合わせを頂きました。お盆の法要は
・七月十五日(金)十時三十分〜
・八月十四日(日)十時三十分〜
暑い時期ですので、右の日程で午前中に法要を行います。
また来月号には「お盆 法名用箋」を同封いたします。

◇お坊さんQ&A ハスノハ 大反響
 住職が回答者を務めるインターネットHP「ハスノハ」が、三月二十九日(火)よりお昼の番組「バイキング」で四週連続で大きく取り上げられています。悩んでいる多くの方のお役に立てればと思っています。

◇なごみ庵十周年
 先月ご紹介した通り、なごみ庵は十周年を迎えました。記念というわけではありませんが、本堂のイスを新しいものにさせて頂きました。お祝いを頂戴した方に御礼を申し上げます。


△ お 知 ら せ △

◎4月29日(金祝)〜5月5日(木祝)世界最大級の寺社フェス 向源
詳しくは、同封のチラシをご覧ください。
ちなみに住職は、5月2日 18時からのピーター・バラカン講演&声明公演を拝聴します。
また、5月3・4日の「死の体験旅行」ワークショップで講師を勤めます。

◎5月9日(月)10時30分「笑いヨガ」神之木地区センター
4〜9月まで第2月曜日に開催させて頂いています。なごみ庵では毎月第4金曜日 10時30分に開催していますので、ご興味のお持ちの方は、ご都合の良いほうにご参加ください。

◎5月12日(木)10時「終活講座 お墓、どうしますか?」神之木地区センター
住職が昨年出演したNHKのVTRを見ながら、お墓について考えます。
お墓と言っても、従来のお墓・納骨堂・合同墓・樹木葬・散骨などなど、今までとは違いひとりひとりが考えて選べる時代、また選ばなければならない時代になりました。
それぞれのメリット・デメリットを紹介させていただこうと考えています。

◎5月29日(日)9時30分 おてらしばい『イダイケの涙』関内陵苑
「観無量寿経」というお経をもとにしたお芝居『イダイケの涙』を公演させて頂きます。
お芝居を見て、そしてランチはすぐ近くの中華街へ…そんな日曜日をお過ごしになってみてはいかがでしょうか。ご参加ご希望の方は、なごみ庵までご連絡ください。

◎課外活動 盆おどり部…5月20日(金)17時〜 平川町内会館にて
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分〜(変更の場合あり)


2016年4月号 [和庵だより]

◇ 春彼岸のおはなし ◇
 三月二十日の天気の良い春分の日に、なごみ庵で春彼岸法要が執り行われました。春秋の気候のよい時期、また太陽が天の真ん中を通る日に「中道」を説く仏教を学ぶ日として、古来より私たち日本人が大切に営んできた法会です。

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 お彼岸では法要のあと絵本の朗読があります。今回の絵本は佐野洋子さんの名作『100万回生きたねこ』でした。
 ご存知の方も多いと思いますが、この絵本に登場する「ねこ」は、さまざまな境遇に何度も何度も生まれ変わりますが、いつもその境遇に満足せず回りを嫌ってばかりいました。
 ある時「ねこ」は野良猫として生まれ、初めて自分自身の人生(猫生?)を生き、自分が大好きになります。そして「ねこ」は自分以上に大切な「白いねこ」に出会い、このままずっと一緒に生きていたいと願うのです。
 しかし「白いねこ」の寿命は尽き、「ねこ」は何日も泣き続けたあと、いのちを終えます。そしてもう、生まれ変わらなくなったのです。

 この絵本は輪廻をイメージさせますが、実は仏教は輪廻を終えることを目的としているのです。これは現代的に言えば「自分の人生を完全燃焼して生ききる」ということではないでしょうか。
 常人の十倍速で年老い、十才過ぎには老衰で亡くなるプロジェリアという難病があります。その患者、カナダの少女アシュリーはインタビューのマイクに「生まれ変わるとしても、私はまた、私に生まれたい」と仰いました。つい不平不満を口にしてしまう私たちですが、自分の人生をあるがままに生き、彼女のように「いのち」を生ききりたいと思います。


△ お 知 ら せ △

◎4月6日(水)春の三浦霊園墓参&バスツアー&臨済宗 坐禅体験
3月号でお知らせしたバスツアー、まだお席に余裕がございます。3月末日まで締め切りを延長いたしますので、ぜひご参加ください。ご連絡、お待ちしております。

◎4月11日(月)10時30分 笑いヨガ 神之木地区センター
昨年開催し好評だった地区センターでの笑いヨガ。ふたたび4月から半年間、第2月曜日の10時30分から開催いたします。ぜひ一緒に笑いましょう!

◎4月18日(月)12時ごろ〜14時ごろ 写真撮影会
改まってキチンと写真を撮る機会はなかなかありません。仲良くして頂いている甚行寺さまで開催される写真撮影会に5名分の枠を頂きました。遺影にも使えるキチンした写真をお撮りになりませんか? プロのメイクさんが化粧の手直しをしてくれ、プロカメラマンが撮影して費用は破格の3000円! 時間など詳細は なごみ庵までお問い合わせください。先着順。

◎4月29日(金祝)〜5月5日(木祝)世界最大級の寺社フェス 向源
毎年ゴールデンウィークに開催される向源、今年は日本橋で1週間の開催です。

◎5月12日(木)10時 「終活講座 お墓、どうしますか?」神之木地区センター
住職が昨年出演したNHKのVTRを見ながら、お墓について考えます。詳細次号。

◎課外活動 盆おどり部…4月15日(金)17時〜 平川町内会館にて
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分〜(変更の場合あり)

2016年3月号 [和庵だより]

◇ 大竹まこと ゴールデンラジオ ◇
 3月21日(月祝)のラジオ番組「大竹まことのゴールデンラジオ」で私のことをご紹介をしていただくことになりました。AM文化放送の番組で、十四時から始まる「ヒストリー」というコーナー。毎週ごとにテーマを決め、そのテーマに関わる一般の人を放送作家さんが綿密に取材し、できあがった原稿を大竹まことさんが朗読する人気コーナーだそうです。

(追加情報)該当週のテーマは「死」。月曜日は私ですので僧侶、火曜日は納棺師、水曜日は火葬技師、木曜日は生花祭壇の方、金曜日はエンバーマーが取り上げられるそうです。

 普段私たちはテレビや新聞に取り上げられる人に注目を集めがちですが、そうでない一人一人の人にも、それぞれの人生があってドラマがある。そんな「人」のエピソードが紹介されます。
 先日なごみ庵に番組の放送作家さんがいらして、三時間近くインタビューを受けました。私は初めて「放送作家」という人と出逢ったのですが、大変なお仕事です。人の人生に耳を傾け、それを原稿としてまとめる。そのうちこの放送作家さん自身が「ヒストリー」で取り上げられればいいのに…そう思ってしまいました。
 私のことが、どう原稿にまとめられるか楽しみです。放送日がまだハッキリしませんが、決まり次第HPなどでもお知らせいたします。

◇二月は、なごみ庵としては多めのご葬儀がありました。やはり寒さが厳しい季節は、身体にも負担がかかるのでしょうか。そういう私もノドを痛めてしまい、ひどい声で読経をすることになり、申し訳ないことでした。
 そのご葬儀、土日祝になることがありました。なんとか予定をやりくりしましたが、なごみ庵だよりをお読みの方にお願いがあります。
 土日祝は既に一周忌などの法事が入っている場合がほとんどです。私だけでなく他の僧侶も同じように予定が詰まっていますので、日程を決める前にお寺に連絡・相談することをお勧めいたします。


△ お 知 ら せ △

◎3月20日(日)13時〜 春のお彼岸法要
「親と子の読み聞かせ 絵本に学ぶ仏さまの教え」
先月お知らせいたしました通り、お彼岸法要をお勤めいたします、どなたさまもお気軽にご参加ください。坊守による絵本『100万回 生きたねこ』の朗読もありますので、お子さんやお孫さんもどうぞお連れ下さい。準備の都合上、なるべく人数をお知らせ下さい。

◎3月21日(月祝)10時30分〜 笑いヨガ 十日市場地区センター
なごみ庵では毎月第4金曜日の10時30分から開催している笑いヨガ。今回は緑区の十日市場地区センターにて開催されることになりました。ぜひご参加ください。
連絡先:十日市場地区センター 045−981−9573

◎3月21日(月祝) 14時〜 文化放送ラジオ
文化放送ラジオ「大竹まことゴールデンラジオ」で、なごみ庵や住職について紹介されます。番組は13時〜15時30分ですが、14時より「ヒストリー」という10分間のコーナーがあり、週ごとのテーマで月〜金まで5人の人を紹介します。私の週は「死」がテーマで、3月中旬の放送になる可能性が高いそうです。あいまいな情報で申し訳ありません。

◎4月6日(水)春の三浦霊園墓参&バスツアー
別紙ご参照ください。お申し込み、お待ちしております。

◎課外活動 盆おどり部…3月18日(金)17時〜 平川町内会館にて
      神之木地区センター写経会 毎月第1・3(火)18時30分〜(変更の場合あり)


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